カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

6月13日 いいみょうがの日

 6月13日はいいみょうがの日。1年を通じて栽培が盛んな「高知県産のみょうが」をより広くPRするために、ミョウガの全国1位の産地である高知県の高知県園芸農業協同組合連合会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、いい(1)みょうが(3)」という語呂合わせから、6月13日とした。

ミョウガの豆知識

いいみょうがの日

 乾燥を避けるために霧吹きで水をかけ、ポリ袋の口を開けたまま冷蔵庫で保存するとよい。

◆◆◆

 ミョウガは、ショウガ科ショウガ属に属する植物で、本州から沖縄にかけて自生しています。その風味豊かな花穂部分は、日本の食文化において古くから親しまれ、夏から秋にかけて旬を迎えます。特に、初夏に採れる夏ミョウガと、秋に採れる秋ミョウガがあり、後者の方がやや大きい特徴を持ちます。

 ミョウガの歴史は古く、「魏志倭人伝」にもその名が記されており、平安時代には既に食されていたことがうかがえます。江戸時代には一般の庶民にも親しまれるようになりました。日本以外では台湾や韓国の一部地域で食用として栽培されていることが知られています。

 栄養面では、ミョウガはαピネンやアントシアニンを含むことで知られています。αピネンには血行促進や免疫力向上などの効果があり、アントシアニンは抗酸化作用やがん予防効果が期待されています。また、薬膳としても用いられ、月経痛や更年期障害などに効果的とされています。

 食材としてのミョウガは、その独特の香りとほのかな辛味で、麺類や冷奴の薬味、天ぷらや酢の物など多岐にわたる料理に使用されます。特に夏バテ予防にも有効とされ、季節を問わず日本の食卓を彩る重要な食材の一つです。保存方法にも気を使い、ラップに包んで冷蔵保存することで、鮮度を保つことができます。

 ミョウガは、その独特の香りと味わいで日本の夏の食文化に欠かせない存在です。健康効果も期待されることから、これからも多くの人々に親しまれることでしょう。