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~今日は何の日?~

6月22日 かにの日

かにの日

 6月22日はかにの日。かに料理の美味しさを広めるために、大阪市に本部を置き、かに料理で有名な株式会社かに道楽が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、占星術の十二星座で「かに座」の最初の日が6月22日にあたることが多い事「あいうえお」順で、「か」が6番目、「に」が22番目になる事から、6月22日とした。

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 日本が誇る「四大カニ」は、それぞれが独自の特徴と美味しさを持ち合わせており、冬の味覚として多くの人々に愛されています。タラバガニは、その迫力あるサイズとプリプリの食感で、豪快に食べ応えを求める方々に絶大な人気を誇ります。一方で、ズワイガニはその甘みと旨味、カニみその濃厚さで、カニの王様とも称されるほど。毛ガニは、その濃厚なカニみそと柔らかな身の味わいが魅力で、食通をも唸らせます。そして、花咲ガニは、見た目の美しさと共に、エビに似たプリプリとした食感が特徴で、独特の甘味を楽しめます。

 これらのカニをさらに美味しく味わう方法として、生の状態での刺身は、その鮮度と素材の味を直接楽しむ最高の方法です。また、ゆでガニは、カニ本来の甘みと味を最もシンプルに堪能できる調理法であり、焼きガニは、外はカリッと中はジューシーな食感を味わうことができます。そして、寒い季節には、カニしゃぶやカニ鍋が、その旨味を存分に引き出し、温かいスープと共に体を温めてくれます。さらに、カニ飯は、カニの旨味がご飯全体に染み渡り、格別の美味しさを提供してくれます。

 四大カニのそれぞれが持つ独自の魅力と、様々な調理法を通じて楽しめる多様な美味しさは、日本の食文化の豊かさを物語っています。寒い冬の時期には、これらのカニを用いた料理で、家族や友人との食卓を温かく、そして豊かに彩ることができるでしょう。冬の味覚の王様として君臨するこれらのカニは、日本の食文化を代表する宝物であり、その味わい深さを知ることは、日本の四季を感じる喜びの一つと言えます。