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6月30日 うちエコ!ごはんの日

 6月30日はうちエコ!ごはんの日。家庭(うち)の中から地球温暖化対策に取り組む「うちエコ!」について、食を通して考えようと、うちエコ!ごはん事務局が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、環境月間の6月の最終日であり、藩政時代に加賀藩から将軍家に氷を献上するために氷室を開いた日(氷室開き)であることに由来して、6月30日とした。

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 地球温暖化対策は、世界的な課題であり、私たち一人ひとりの日常生活の中で取り組むことが重要です。特に、「食」を通じて地球温暖化対策に貢献する「うちエコ!」の取り組みは、家庭で実践しやすく、日々の生活の中で自然と地球に優しい選択をすることが可能です。このような取り組みは、気候変動に対する私たちの影響を減らし、持続可能な生活を送るための一歩となります。

 まず、地産地消の推進は「うちエコ!」の基本中の基本です。地元で生産された食材を消費することで、食材輸送に伴うCO2排出量を削減できます。また、季節に合わせた食材を選ぶことも大切です。季節の食材はその時期に最も栄養価が高く、また栽培に必要なエネルギーも少ないため、環境への負担が軽減されます。

 次に、食品ロスの削減も重要なポイントです。家庭で出る食品の廃棄は、地球温暖化の大きな要因の一つです。購入する食材の量を計画的にし、余った食材は上手に再利用することで、無駄なく消費することが可能です。例えば、余った野菜は翌日のスープやカレーに活用するなど、創意工夫を凝らすことがポイントです。

 また、肉類の消費を控え、植物性食品を中心とした食生活にシフトすることも地球温暖化対策に効果的です。家畜の飼育は温室効果ガスの大量排出に繋がっています。植物性食品には、健康面でも多くのメリットがあり、地球環境に優しく、持続可能な食生活をサポートします。

 さらに、自宅でのコンポスト作りに取り組むことで、生ゴミを減らし、有機肥料として再利用することができます。このようにして生まれたコンポストを使って、家庭菜園で野菜を育てることも、「うちエコ!」の素晴らしい実践例です。

 これらの取り組みは、一見小さなことかもしれませんが、多くの家庭が実践することで、大きな変化を生み出すことができます。毎日の食事を通じて地球温暖化対策に貢献することは、私たちにとっても地球にとっても、非常に意義深いことです。地球温暖化対策は、遠い国の話ではなく、私たちの「うち」から始まります。この小さな一歩が、地球全体の大きな一歩へと繋がるのです。