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6月10日 ドリーム号の日

 6月10日はドリーム号の日。安全、安心、快適、リーズナブルな都市間輸送サービスとして親しまれてきた「ドリーム号」を、2019年の「ドリーム号運行50周年」を前にこれからも多くの人に利用してもらおうと、西日本ジェイアールバス株式会社ジェイアールバス関東株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「ドリーム号」が運行を開始した日(1969年6月10日)から、6月10日とした。

ドリーム号とは

 JRバスグループが中心となって運行している夜行高速バスの名称で、主に首都圏と京阪神地域を走行している。1969年6月10日に日本初の夜行高速バスとして、大阪~東京間の運行を開始した。

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 ドリーム号は、日本の交通史において非常に重要な役割を担ってきた長距離高速バスの夜行便であり、国鉄バスによって運行が開始され、現在ではJRバスグループ各社や共同運行会社により運営されています。1969年6月10日、東名高速道路の開通と同時に運行を開始し、東京から名古屋、京都、大阪へ向かう路線として、東海道新幹線の補完を兼ねて設立されました。これは、日本で初めて高速道路を経由する夜行バス路線として注目を集め、また、主要都市間を直行する高速バスとしても早期の事例であり、その開業は国内の交通網に大きな影響を与えました。

 ドリーム号の運行開始当初は、東京-大阪間と東京-名古屋-京都間の路線が設けられ、これらは後に「ドリーム大阪号」「ドリームなごや号」「ドリーム京都号」として、それぞれの都市名を冠した名称で運行されるようになりました。国鉄分割民営化を経て、JRバスグループの形成と共に、さらに多様な都市への路線展開が進み、ドリーム号は全国各地の人々に利用される重要な夜行バス路線となりました。

 ドリーム号の魅力の一つは、長距離を移動する際のコストパフォーマンスの高さにあります。新幹線など他の交通手段に比べてリーズナブルな価格設定でありながら、快適な座席やサービスを提供し、特に夜間に移動することで時間を有効に活用できるため、ビジネスや観光で遠方を訪れる人々にとって価値ある選択肢となっています。また、ドリーム号を含む夜行バスのサービスは、時間を気にする旅行者やコストを抑えたい学生など、幅広い層に支持されています。

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