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6月25日 ノーコード開発の日

 6月25日はノーコード開発の日。プログラミングの専門知識を必要としない「ノーコード」で開発できるソフトウェアの認知度を高め、ITに対する心理的なハードルを下げることや日本社会全体に効率的な社会インフラを促進するために、ノーコードに特化したソフトウェアの開発や販売等を行っているアステリア株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、アステリア社が開発したノーコードデータ連携ソフトウェア「ASTERIA R2(現 ASTERIA Warp)」を販売開始した日(2002年6月25日)から、6月25日とした。

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 「ノーコード」開発プラットフォームは、プログラミングの専門知識がなくても、ウェブサイト、アプリケーション、その他のデジタル製品を開発することができる革新的なツールです。この技術の進化により、非技術者でも直感的なインターフェイスを通じて、ドラッグ&ドロップやビジュアルプログラミングの手法を用いてアイデアを具現化することが可能になりました。ノーコードプラットフォームの台頭は、ソフトウェア開発の民主化とも言える動きであり、企業や個人が迅速にイノベーションを実現するための道を開いています。

 ノーコードツールの最大の魅力は、その手軽さとアクセシビリティにあります。従来のソフトウェア開発プロジェクトでは、時間もコストも大量に消費することが一般的でしたが、ノーコードプラットフォームを利用することで、これらのリソースを大幅に節約しながら開発を進めることができます。また、開発プロセスの迅速化により、ビジネスのニーズや市場の変化に素早く対応することが可能になり、競争優位性を維持する上で大きな利点となっています。

 この種のプラットフォームは、さまざまな業界で利用されています。例えば、ウェブサイトやeコマースプラットフォームの構築、ビジネスプロセスの自動化、カスタマイズ可能なデータベースアプリケーションの作成など、ビジネスオペレーションの幅広い側面で活用されています。特にスタートアップや中小企業にとっては、初期段階での高額な開発コストを抑えつつ、自社のサービスや製品を市場に提供する大きなチャンスとなっています。

 ノーコード開発プラットフォームには、WixやSquarespace、Bubble、Zapierなどがあり、それぞれ異なるニーズに応じた機能を提供しています。これらのツールはユーザーフレンドリーな設計がなされており、コーディングの知識がないユーザーでも、必要な機能を備えたプロフェッショナルなウェブサイトやアプリケーションを短期間で開発できます。

 ノーコード開発は、テクノロジーの力をより多くの人々の手に渡し、イノベーションの門戸を広げることに貢献しています。これにより、プログラミングスキルの有無に関わらず、誰もが自らのアイデアを現実のものとすることが可能になり、デジタル社会の発展に大きく貢献しているのです。

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