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6月1日 リードオルガンの日

 6月1日はリードオルガンの日。記念日を通して、現在では希少となっているリードオルガンの歴史的価値と豊かな響きを広く世間に知らせ、その存在意義を高めるため、日本リードオルガン協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、標準サイズのリードオルガンの鍵盤数が61鍵であることから、6月1日とした。

リードオルガンについて

リードオルガンの日

リードオルガンとはペダルを踏むことで風を送り、リードを振動させて音を奏でるオルガンのこと。明治期に学校などに導入され、西洋音楽の音階(ドレミファソラシド)を日本人に浸透させる礎となった。「足踏みオルガン」とも呼ばれる。

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 リードオルガンは、19世紀中頃にフランスで発明された吸気式のオルガンであり、足踏み式のペダルを使用して空気を吸い込み、金属製の薄い板(リード)を振動させることで音を出す楽器です。ピアノと比べて安価であったため、19世紀後半には広く普及し、特にアメリカでの人気が高まりました。その魅力は、手頃な価格だけでなく、その独特の温かみのある音色にもありました。

 明治時代初期に日本に紹介されたリードオルガンは、外国人宣教師によってキリスト教の伝道のために持ち込まれ、主に教会や学校で音楽教育の一環として使われました。日本における西洋音楽の普及に大きな役割を果たし、一般の人々が西洋音楽に触れる機会を提供しました。昭和30年代まで、日本の多くの小学校にリードオルガンが設置されており、学校での音楽教育に欠かせない存在となっていました。

 リードオルガンの演奏方法は、足踏み式のペダルを踏むことで内部のふいごを広げ、減圧を作り出します。鍵盤を押すとバルブが開き、空気がリードを通過し、リードが振動して音が発生します。このシンプルなメカニズムにより、独特の音色を生み出し、家庭や小さな集会での演奏に適していました。

 リードオルガンは、その後の電子楽器やデジタル音楽技術の発展により、主流の楽器からは徐々に遠ざかっていきました。しかし、その歴史的価値や独特の音色は今でも高く評価されており、アンティーク楽器としての魅力や、伝統的な音楽演奏において重要な役割を果たしています。また、音楽教育や地域の文化活動において、リードオルガンが持つ歴史的な背景や音楽的価値を再評価する動きも見られます。

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音楽の記念日