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6月20日 ペパーミント・デー

ペパーミント・デー

 6月20日はペパーミント・デー。北海道北見市がかつて世界のハッカの70%を生産していた産地だったことから北見市のまちづくり研究会が制定した。

 日付は、二十日(はっか)」の語呂合わせから、6月20日とした。

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 ハッカ、またはミントは、シソ科に属する植物の一種で、世界中に多くの種類が存在しています。特に有名なのは、ペパーミントやスペアミントなど、その清涼感ある香りと味わいで、食品、医薬品、化粧品など幅広い分野で利用されています。ハッカの特徴的な香りの成分はメンソールで、この成分には冷感を感じさせる効果があり、夏場の暑さを和らげる製品や、息を爽やかにするための製品に多く使用されています。

 ハッカは古くから薬用植物としても用いられてきました。消化を助ける効果や、風邪の症状を緩和する作用があるとされ、ハーブティーとして飲まれたり、医薬品の成分として利用されてきました。また、抗菌作用や抗炎症作用があるとされ、自然療法やアロマセラピーでも活用されています。

 ハッカ油は、ハッカの葉から抽出される精油で、その強い香りと冷涼感は、虫除け製品やリフレッシュ効果を求めるアロマオイルとしても人気があります。特に夏場には、ハッカ油を希釈したものをスプレーとして使用することで、暑さ対策や虫よけとして活用されることも多いです。

 栽培に関しては、ハッカは比較的育てやすいハーブの一つで、家庭のハーブガーデンやプランターでも栽培可能です。日当たりと水はけの良い環境を好み、適切な管理のもとでは豊かな香りの葉を収穫することができます。ただし、生育が旺盛なため、庭植えの場合は周囲への広がりを抑えるために注意が必要です。

 ハッカやその成分は、日常生活のさまざまな場面で利用されており、その清涼感ある香りは多くの人々に愛されています。自然から得られる爽やかな香りと効能は、私たちの生活をより豊かにしてくれるでしょう。