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~今日は何の日?~

7月1日 童謡の日

 7月1日は童謡の日。1918年(大正7年)7月1日、童話と童謡を創作する最初の文学運動として鈴木三重吉が児童雑誌「赤い鳥」を創刊したことにちなみ、1984年に日本童謡協会が制定した。

 日付は、1950年(昭和25年)7月1日に建築士法が施行されたことから、7月1日とした。

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 童謡は、子どもたちの成長や教育を支える大切な役割を果たしてきました。日本では、明治時代末期から大正時代にかけて、子どもたちの心身の発達に合わせた歌として童謡が生まれ、普及し始めました。これらは、子どもたちの日常生活や自然、季節の移り変わり、動物たち、家族への愛情など、様々なテーマを取り扱っています。

 童謡の中には、言葉の響きやリズムを楽しむためのもの、物語を織り交ぜたもの、道徳や倫理を教えるものなど、多岐にわたる内容が含まれています。これらの歌を通じて、子どもたちは言葉の豊かさや感情の表現、社会や自然について学びます。また、親子のコミュニケーションツールとしても重要な役割を果たし、家庭内での絆を深めるきっかけにもなります。

 日本の童謡は、多くの作曲家や詩人によって生み出されてきました。中には、国民的な人気を博し、何世代にもわたって歌い継がれる名曲も少なくありません。例えば、「赤とんぼ」「春が来た」「かたつむり」などは、その代表例と言えるでしょう。これらの歌は、時代を超えて愛され続ける普遍的な魅力を持っています。

 現代では、童謡を取り入れた教育プログラムも多く存在し、幼稚園や学校、地域のイベントなどで積極的に取り上げられています。また、インターネットやスマートデバイスの普及により、いつでもどこでも童謡を聴くことができるようになり、新しい童謡の創作活動も活発に行われています。伝統的な童謡と現代の童謡が融合し、子どもたちの心を育む豊かな文化が、これからも引き継がれていくことでしょう。

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