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~今日は何の日?~

7月1日 国民安全の日

 7月1日は国民安全の日。国民の一人一人がその生活のあらゆる面において、施設や行動の安全について反省を加え、その安全確保に留意し、これを習慣化する気運を高め、産業災害、交通事故、火災等国民の日常生活の安全をおびやかす災害の発生の防止をはかるために、1960年(昭和35年)5月6日の閣議了解により制定された。

 日付は、産業災害防止対策審議会(1959年(昭和34年)設置 - 1967年(昭和42年)廃止)の答申が概ね毎年7月1日となることから、7月1日とした。

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 私たちの日常生活は、予期せぬ災害によって大きな脅威にさらされることがあります。自然災害だけでなく、人為的な事故や事件も含め、これらの災害の発生を防ぐためには、国や地域社会、そして一人一人がその責任を自覚し、具体的な行動を起こすことが求められます。

 まず、国民一人ひとりが日々の生活の中で、施設や行動の安全について深く反省し、自己と他者の安全を確保することに留意する必要があります。たとえば、交通機関を利用する際のマナーや安全確認、住まいの耐震性のチェック、日常の火の取り扱いにおける注意など、小さなことからコツコツと安全対策を行うことが大切です。

 また、災害発生時に備えて、非常時の避難経路の確認や、非常食・水・救急セットの準備を整えることも、自身と家族を守る上で欠かせません。地域社会においては、防災訓練への積極的な参加や、情報共有のネットワーク作りに努めることが、災害発生時の混乱を最小限に抑え、迅速な対応を可能にします。

 一方、政府や自治体は、災害予防のためのインフラ整備や、国民への正確な情報提供と教育プログラムの充実、緊急時の迅速な対応体制の構築に努める必要があります。これにより、国民が安心して生活できる環境を提供し、災害の脅威から国民を守ることができるのです。

 災害は予告なく私たちの前に現れますが、日ごろからの備えと意識の向上が、その被害を最小限に抑える鍵となります。国民一人ひとりが安全に対する意識を高く持ち、行動することが、真の安全社会の実現に繋がるのです。

記念日とかいろいろ

省庁などが作った記念日