7月6日 ワクチンの日
7月6日はワクチンの日。ワクチンの大切さを多くの人に知ってもらうために、医療技術の世界的企業BectonDickinson社の日本法人である日本ベクトン・ディッキンソン株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、1885年7月6日、フランスの細菌学者のルイ・パスツールが開発した狂犬病ワクチンが少年に接種されたことから、7月6日とした。
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ワクチンは、感染症から私たちを守るための重要な医療技術です。病原体の一部または弱毒化した病原体を体内に導入することで、免疫システムを訓練し、実際の感染症に対する防御力を高めます。これにより、将来的に同じ病原体が体内に侵入した際に迅速に対応し、病気の発症を予防または症状を軽減することができます。
「ワクチン」という名前は、ラテン語で「雌牛」を意味する「Vacca」に由来しています。これは、世界で最初に開発された天然痘ワクチンが牛痘から作られたことにちなんで名付けられました。ワクチンの発音は地域によって異なり、イギリス英語では[ˈvæksiːn] (ヴァークスィーン)、アメリカ英語では[ˌvækˈsiːn] (ヴァクスィーン)、日本語の「ワクチン」はドイツ語の発音に近い形で使われています。
現代の医療では、さまざまな感染症に対するワクチンが開発されており、乳幼児期から成人に至るまで、多くのワクチンが定期的に接種されています。これにより、かつては多くの命を奪った感染症が大幅に減少し、公衆衛生の大きな進歩となっています。ワクチンによる予防接種は、感染症の拡大を防ぎ、社会全体の健康を守るために不可欠な役割を果たしています。