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7月7日 糸魚川・七夕は笹ずしの日

 7月7日は糸魚川・七夕は笹ずしの日。糸魚川の伝統文化である「笹ずし」を地域が一体となって発信していくために、新潟県糸魚川市の一般社団法人糸魚川青年会議所が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、7月7日の七夕が「笹の節句」と言われていることから、7月7日とした。

笹寿司とは

糸魚川・七夕は笹ずしの日

 クマザサの葉の上にひと口大にした寿司飯を盛り、具材や薬味を乗せた寿司。新潟県ならびに長野県北信地方の郷土料理ともなっている。

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 笹寿司は北信越地方に伝わる郷土料理で、特に新潟県の上越地方を中心に古くから親しまれています。この寿司は、クマ笹の上に酢飯を敷き詰め、干しぜんまい、姫タケの芽、サケ、野沢菜、蕗の味噌、卵、しょうがの甘酢漬けなど、季節感溢れる具材を美しく彩りよく盛り付けます。笹寿司の起源には諸説ありますが、戦国時代に上杉謙信が武田信玄との合戦の際、山で笹の葉にご飯を盛って食べたという伝説が有名です。また、笹は防腐効果が高いため、保存食としても重宝されていました。

 笹寿司はお盆やお祭りなどの特別な日に振る舞われることが多く、地域によっては「箕寿司(みずし)」とも呼ばれます。作り方や具材は地域や家庭によって異なり、手間がかかるため家庭で作られることは少なくなっていますが、その伝統と味わいは今も多くの人々に愛され続けています。特に糸魚川市では、七夕を「糸魚川 七夕は笹ずしの日」として記念日に登録し、郷土料理への関心を高める取り組みをしています。

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