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~今日は何の日?~

7月11日 アルカリイオン水の日

 7月11日はアルカリイオン水の日。アルカリイオン水やアルカリイオン整水器をより身近なものに感じてもらおうと、アルカリイオン整水器協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、おな(07)かにいい(11)水」という語呂合わせから、7月11日とした。

アルカリイオン水とは

pHが9~10の水。アルカリイオン水は水道水に比べて、水酸化物イオン(OH-)の割合が増え、カルシウムやマグネシウムなどの陽イオンが多い。

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 アルカリイオン水は、家庭用医療機器であるアルカリイオン整水器(家庭用電解水生成器)によって生成される水で、主に胃腸症状改善を目的としています。厚生労働省による告示では、「胃腸症状改善のための飲用アルカリ性電解水の生成」と定められており、慢性下痢、消化不良、胃腸内異常発酵、制酸、胃酸過多に有効とされてきました。

 アルカリイオン水の安全性と有効性に関する再検証は、1993年に始まり、5年にわたる厳密な比較臨床試験を通じて、「アルカリイオン水は軽度の胃腸症状の改善に有効」という結論が出されました。この研究は世界で初めて飲用水に関して二重盲検試験を含む臨床試験が行われたもので、結果は科学論文にも紹介されています。

 アルカリイオン水が胃腸症状を改善するメカニズムは完全には解明されていませんが、水酸イオン(OH-)、水素(H2)、カルシウム(Ca2+)などの増加が効果に関連していると考えられています。臨床試験では、アルカリイオン水の制酸効果や胃腸症状の改善効果が示されており、特に軽度の症状において有効性が確認されています。

 アルカリイオン水は医薬品のような即効性を持つものではなく、毎日続けることで胃腸症状に対して緩やかに作用すると考えられています。そのため、適用疾患を正しく理解し、適切に利用することが大切です。アルカリイオン水はすべての胃腸病や疾患に効果があるわけではなく、軽度の症状改善を目指すものとして捉えるべきでしょう。