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7月12日 宇佐からあげの日(USA☆宇佐からあげ合衆国建国記念日)

宇佐からあげの日(USA☆宇佐からあげ合衆国建国記念日)
引用元:USA☆宇佐からあげ合衆国

 7月12日は宇佐からあげの日(USA☆宇佐からあげ合衆国建国記念日)。「宇佐からあげ」を更に広めようと、大分県宇佐市で2006年11月に結成された宇佐市からあげ探検隊が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、2012年(平成24年)7月12日に「USA☆からあげ合衆国」が建国されたことにちなんで、7月12日とした。

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 宇佐からあげは、その独特な個性と深い歴史を持つ、日本の食文化の中でも特にユニークな位置を占める料理です。大分県宇佐市を中心に広がるこのからあげ文化は、個々の店舗が独自に開発した秘伝のタレを使い、塩や醤油ベースにニンニクやショウガ、時にはフルーツなどを加えた味付けで、消費者を惹きつけています。こうした味の多様性と、冷めても美味しい工夫が施されたからあげは、地域住民だけでなく、遠方からの訪問者にも愛される理由となっています。

 宇佐からあげの起源は、昭和30年代にさかのぼります。市場に出回らなかったブロイラーを有効利用するため、中華料理店「来々軒」が鶏のからあげ定食を提供し始めたことが始まりとされています。これが瞬く間に人気となり、宇佐市のからあげ文化の礎を築きました。その後、「来々軒」の向かいで居酒屋を営んでいた「庄助」が、からあげの技術を学び、居酒屋からからあげ専門店へと転身。この「庄助」が宇佐市におけるからあげ専門店の始祖となります。

 宇佐市では、からあげは日常的にも特別な日にも欠かせない食べ物です。運動会や正月など、集まりの場では必ずと言っていいほどからあげが登場し、専門店ではキログラム単位や数千円という形での注文が一般的です。市内には多数のからあげ専門店があり、それぞれが味付けや衣、揚げ方に至るまで独自の工夫を凝らし、競争を繰り広げています。

 各店舗のからあげに共通するのは、ニンニクとショウガの使用と、冷めても美味しいように全ての工程において工夫が凝らされていることです。しかし、それぞれの店舗で味わいや特徴が異なるため、宇佐では「どの専門店がお気に入りか」が人々の間で話題になるほどです。

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