7月12日 洋食器の日
7月12日は洋食器の日。洋食器の優れた機能や美しさ、その役割などを広くPRすることを目的に、日本金属洋食器工業組合が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、「
洋食器の豆知識
大正初期に日本で洋食器が生産されだし、すでに100周年を迎えた。現在の国内金属洋食器生産量は新潟県燕市が90%を占めている。
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洋食器は、洋食に欠かせないさまざまな食器や器具を包括する用語で、その形状や使用目的に応じて多岐にわたります。洋食器の中には、食卓で直接食事を取り分けるためのカトラリー、料理を盛り付けるための皿類、飲み物を楽しむためのドリンクウェアなどが含まれ、それぞれに細かな分類が存在します。
カトラリーとは、フォーク、ナイフ、スプーンなどの食卓用金物の総称で、材質は銀製、金製、ステンレス製、プラスチック製、木製など多岐にわたります。これらは食事の種類や食べ方に応じて様々な形状や大きさがあり、たとえばデザート用、テーブル用、スープ用など、目的に応じて使い分けられます。
皿類には、ディッシュ、プレート、アンダープレート、プラッターなどがあり、これらは料理の種類や提供の形式によって選ばれます。ディッシュは食卓に置く大皿で、料理を盛って提供するために用います。プレートは幅が広く平らで、様々な料理に使える汎用性の高い皿です。アンダープレートは、料理を盛った皿の下に置かれる装飾的な皿で、特にコース料理において見られます。
ドリンクウェアには、コップ、グラス、ティーカップ、コーヒーカップなどがあり、飲み物の種類やスタイルに応じて形状や材質が異なります。例えば、ワイングラスにはボルドータイプやブルゴーニュタイプなどがあり、それぞれのワインの特性を引き立てる形状となっています。
これら洋食器は、食事の美しさや楽しみ方をさらに豊かにするためのものであり、その選び方や使い方には、料理の種類や食事のシチュエーションに応じたエチケットやマナーが存在します。また、洋食器は単に機能的な道具としてだけでなく、食卓の装飾や演出においても重要な役割を果たし、食事をより一層特別なものに変えてくれます。素材やデザインの選択によって、様々な雰囲気やテーマを演出することができ、食事の時間をさらに豊かな体験にしてくれるでしょう。