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7月13日 水上バイクの日

水上バイクの日

 7月13日は水上バイクの日日本海マリンクラブが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、7と13で「な(7)み(3)=波」の間に「/(1)」で「波を切る」と読み、水上バイクの爽快感を表している。

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 水上バイク、またはジェットスキーとも呼ばれる特殊小型船舶は、海上での爽快なスポーツやレクリエーションとして世界中で親しまれています。この乗り物は、特に日本では「船舶職員及び小型船舶操縦者法」において特殊小型船舶と分類されており、水上オートバイとも称されます。英語圏ではパーソナルウォータークラフト(PWC)と呼ばれ、プレジャーボートの一種に含まれています。

 主要なメーカーには、カワサキの「ジェットスキー」、ヤマハの「マリンジェット」、BRPの「シードゥー」などがあり、これらの名称は登録商標となっています。特に「ジェットスキー」という名称は、カワサキ製品を指す特定のブランド名でありながら、水上バイク全体を指す一般名詞としても広く使われています。

 水上バイクの歴史は、本田技術研究所が先駆けとなり、カナダのボンバルディア社が1968年に市販を開始した「シードゥー」に始まります。スタンドアップタイプの発展には、アメリカ人マイク・ジェイコブスの要望により、カワサキモータースコーポレーション・アメリカが開発に取り組み、「JET SKI」として製品化されたことが大きなきっかけとなりました。

 水上バイクの魅力は、その速さと機動性、開放感にあります。海の上を時速100km近くで走ることができ、陸上とは比較にならない爽快感とスピード感を体験することができます。また、海上では陸上のような交通規制が少ないため、より自由に走行することが可能で、独特の緊張感やスリルも楽しむことができます。

 さらに、水上バイクは、1人乗りのスタンドアップタイプから、2〜4人まで座って乗れるランナバウトタイプ、スポーツタイプに至るまで、さまざまな種類があり、幅広い層の人々に楽しまれています。沖でエンジンを停めてのんびりと過ごすこともできれば、海の上からしかアクセスできない場所への探検も可能です。

 水上バイクを楽しむには、安全性を確保するために必要な知識や技能が求められます。日本では、特殊小型船舶操縦免許が必要となり、比較的取得が容易なこともあり、多くの人々がこの楽しみに挑戦しています。水上バイクは、海を愛する人々にとって、夏のレクリエーションやスポーツの一つとして欠かせない存在となっています。

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