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~今日は何の日?~

7月,8月,9月,10月19日 愛知のいちじくの日

 7月19日,8月19日,9月19日,10月19日は愛知のいちじくの日。県の特産物であり日本一の出荷量を誇る愛知県産のいちじくを、もっと多くの人にアピールして、その美味しさを知ってもらおうと、JAあいち経済連が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、愛知県産のいちじくが数多く出回る7月から10月までの4ヶ月であることと、「いち(1)(9)」の語呂合わせからそれぞれ19日とした

イチジクの豆知識

愛知のいちじくの日
引用元:JAあいち経済連

 日本では愛知県が生産量トップで、全国シェアのおよそ18%を占めている。

 イチジクは、外から花が咲いている様子が見えないことから「無花果」の漢字が当てられたが、外から見えないだけで実の中に沢山の小さな花を付ける。

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 いちじくは、その甘美な味わいと豊富な栄養価で古くから親しまれてきた果物です。原産地はアラビア南部とされ、1630年頃に中国から日本に伝わったと言われています。特に愛知県では、日本一のいちじく生産量を誇り、知多半島をはじめ県全域で栽培されています。愛知県産のいちじくは、温暖な気候のもとで太陽の光をたっぷりと浴び、食べ応えのある大玉の果実に育ちます。出荷時期は、ハウス栽培が3月下旬から8月上旬、露地栽培が7月下旬から11月上旬にかけてとなっており、年間を通じてその美味しさを楽しむことができます。

 いちじくは「無花果」とも書かれ、実際には果肉の中に見えない小さな花があります。この小花が、いちじく特有のプチプチとした食感の源となっています。また、ビタミン類やカルシウム、鉄分などのミネラルを豊富に含んでおり、美容と健康に良い食品として高く評価されています。特に果肉の赤色に含まれる抗酸化物質アントシアニンは、活性酸素を減少させる効果があり、身体の老化防止に寄与します。さらに、ペクチンやセルロースなどの食物繊維が豊富で、腸内環境の改善に役立ちます。消化を助けるタンパク質分解酵素フィシンも含まれているため、消化促進にも効果的です。

 いちじくは生食のほか、ドライフルーツやジャム、お酒など様々な加工品としても楽しまれています。特に愛知県では、「いちじくのお酒」など地元産いちじくを使用した加工品も人気で、地域の魅力を伝える商品として親しまれています。いちじくはそのまま食べるのはもちろん、料理やスイーツの素材としても幅広く利用され、その多様な魅力で私たちの食生活を豊かに彩ります。

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