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7月21日 烏骨鶏の日

 7月21日は烏骨鶏(うこっけい)の日。美容・健康に良く、栄養価に優れている烏骨鶏の魅力をより多くの人に知ってもらう事を目的に、「薬膳食材の王様」といわれる烏骨鶏を手がける岐阜県大垣市の株式会社デリカスイト株式会社烏骨鶏本舗、香川県東かがわ市の東かがわ烏骨鶏ファーム株式会社、香川県さぬき市の有限会社松本ファームの4社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、烏骨鶏が1942年(昭和17年)7月21日に大分、三重、広島などの主産地で天然記念物として指定されたことから、7月21日とした。

烏骨鶏とは

烏骨鶏の日
引用元:烏骨鶏の里

 その栄養価の高さと希少さから「薬膳食材の王様」と呼ばれることもある。烏骨(カラスのような骨)という名の通り、皮や肉、内蔵や骨に至るまで全てが黒い。卵1個が100円以上、高いものだと500円にもなる。

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 烏骨鶏(うこっけい)は、中国が原産とされる古くから存在する鶏の品種で、その名の通り、皮・骨・肉・内臓まで紫黒色をしていることが特徴的です。真白の羽毛を持つこの鶏は、見た目にも一般的な鶏とは異なり、その独特の風貌で容易に識別できます。

 烏骨鶏は非常に希少価値が高く、産卵数が少ないため、その卵や肉は高価で取引されています。烏骨鶏の肉や卵は、栄養価が高く薬膳としても珍重されており、特に中国では王侯貴族の間で長い歴史を通じて重宝されてきました。烏骨鶏製品は、その健康効果が注目され、現在でも多種多様な形で利用されています。

 「桑実冠」「毛球頭」「緑耳」「顎髭」「糸毛」「五趾」「脚毛」「黒皮膚」「黒肉」「黒骨」といった烏骨鶏特有の特徴は、鶏を見分ける重要な指標となります。しかし、産卵数を増やす目的で他の鶏種と交配させた結果、これらの特徴を満たさない烏骨鶏も増えています。純粋な烏骨鶏を求める際には、その血統に注意が必要です。

 烏骨鶏の種類には、一般的な白烏骨鶏や黒烏骨鶏のほか、パートリッジシルキー、バフシルキー、ブルーシルキー、スプラッシュシルキーなど、様々な羽色を持つ烏骨鶏が存在します。これらの烏骨鶏は、飼育目的に応じて鑑賞用や肉用として分類されることがあります。

 松本ファームのような烏骨鶏専門の養鶏場では、烏骨鶏の健康と品質に特に注意を払い、適切な飼料や清潔な飲み水を提供することで、高品質な烏骨鶏を育成しています。これらの努力は、烏骨鶏の価値を高め、消費者に最良の烏骨鶏製品を提供するために不可欠です。

 烏骨鶏はその美しい外見だけでなく、高い栄養価と希少性から「全身が宝」とも言われています。健康志向が高まる中で、烏骨鶏のような特別な鶏が注目されるのは自然なことかもしれません。その伝統と歴史、そして現代における可能性を考えると、烏骨鶏に対する関心はこれからも続いていくでしょう。

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