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7月30日 ターザンの日

 7月30日はターザンの日。ジャングルの王「ターザン」を主人公としたこの映画を観て、夏の盛りに頑張っている人々に勇気と元気と希望を持っもらうために、映画「ターザン:REBORN」の配給元であるワーナーブラザースジャパン合同会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「ターザン:REBORN」の公開日(2016年7月30日)から、7月30日とした。

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 ターザンは、エドガー・ライス・バローズによって創造されたフィクションのキャラクターで、『ターザンの冒険』をはじめとする一連の小説に登場します。1912年に「オール・ストーリー」誌で初めて紹介されて以来、ターザンは世界中で広く知られるようになりました。ジャングルで猿に育てられた孤児としての彼の物語は、自然との一体感、野生の本能と文明社会との葛藤を描いています。

 映画化においてもターザンは大きな人気を博し、エルモ・リンカーンが主演した1918年のサイレント映画『ターザン』を皮切りに、多くの映画やテレビシリーズが製作されました。ジョニー・ワイズミュラーが演じたターザンは特に有名で、彼の代名詞とも言える「アーア・アー」という雄叫びは、映画史に残るアイコニックなものとなっています。ワイズミュラーは水泳の金メダリストとしての背景を持ち、その身体能力と野生児としてのぎこちなさが、ターザンというキャラクターにぴったり合っていたと評されています。

 ターザンの物語では、ジャングルの王者としての彼が猛獣や密猟者などさまざまな敵と戦います。また、多くの映画では言語に不自由し、片言の英語しか話せないという設定がありますが、原作では高い知能と教養を持つキャラクターとして描かれています。映画『グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説』では、原作に忠実なアプローチが取られ、ターザンの人間性と葛藤を深く掘り下げています。

 ターザンの物語は、野生と文明、自然と人間の関係、アイデンティティの探求など、普遍的なテーマを扱っており、多くの人々に愛され続けています。彼の物語は、冒険とロマンス、アクションとドラマを融合させ、読者や視聴者に夢と希望を与えてくれる不朽の作品として、今もなお色褪せることはありません。

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