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7月7日 みんなで土砂災害の減災を願う日

みんなで土砂災害の減災を願う日

 7月7日はみんなで土砂災害の減災を願う日。自分たちの地域の溜池や崖などの存在やその危険性を知ることで少しでも土砂災害が減ることを願う日とするため、徳島県小松島市の民間の有志で結成された7月7日『みんなで土砂災害の減災を願う日』記念日推進会(発起人 澤内健司氏)が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、2018年7月7日に想定外の土砂災害が多発したこと七夕に大地を踏みしめて安全に夜空を見上げられることを祈って、7月7日とした。

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 土砂災害は、自然界の様々な要因が複雑に絡み合い引き起こされる、非常に危険な自然災害の一つです。大雨や地震、火山の噴火といった自然現象が直接的な引き金となり、山やがけが崩れる、あるいは水と混ざり合った土や石が川から流出するなど、多様な形で発生します。これらの現象は、人々の生命や財産に深刻な影響を及ぼすことがあり、事前の対策と迅速な対応が非常に重要です。

 土砂災害には主に以下のような種類があります。

 ・土石流災害:大雨などにより、土砂と水が混ざり合い、急斜面を高速で流下する現象。川の流れを追うように進行し、その勢いは非常に強力です。

 ・地すべり災害:土地が水分を多量に含むことで重くなり、重力の影響で斜面が滑り落ちる現象。大規模に発生すると、広範囲にわたって被害を及ぼすことがあります。

 ・がけ崩れ災害:自然の侵食や地震により、がけや崖が突然崩れ落ちる現象。住宅地や道路に近い場所で発生すると、大きな被害を引き起こす可能性があります。

 ・火山災害:火山の噴火により、溶岩の流出だけでなく、火山灰や火山弾、そして土石流が発生することもあります。特に火山の周辺地域では、この種の災害への警戒が必要です。

 これらの災害を予防し、被害を最小限に抑えるためには、災害リスクの高い地域の特定、警報システムの整備、住民への避難訓練の実施など、多角的な対策が求められます。また、地域コミュニティの連携や、土地利用の計画においても、土砂災害のリスクを考慮した取り組みが重要です。自然災害は完全に防ぐことは難しいものの、適切な対策を講じることで、その影響を大きく軽減することが可能です。土砂災害の恐れがある場合、事前に情報を得て、迅速に行動することが、自身と家族を守る上で最も大切な行動となります。

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