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7月10日 オイルフィルターの日

オイルフィルターの日
引用元:日本フィルターエレメント工業会

 7月10日はオイルフィルターの日。自動車の適正な整備状態を保つための機能部品であるオイルフィルターの定期的な交換の必要性を自動車に乗るすべての人に知ってもらい、定期的な交換をしてもらう、自動車用オイルフィルタ・エアーフィルタ・フューエルフィルタなどの関連会社で構成される日本フィルターエレメント工業会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「710」を180度回転させると"OIL"となることから、7月10日とした。

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 オイルフィルターは、エンジンオイルや自動変速機液(ATF)、潤滑油、油圧作動液などから不純物を取り除くために使用される重要な部品です。このフィルターにより、スラッジ、摩耗による微細な粉、ゴミなどが除去され、エンジンや機械の性能を維持し、長寿命化を図ることができます。自動車をはじめ、オートバイ、軽飛行機、船舶、ジェット機など、内燃機関を持つほとんどの乗り物や産業機械において、オイルフィルターは不可欠なパーツとして組み込まれています。

 オイルフィルターの中核をなすのは、エレメントと呼ばれるろ過紙です。このろ過紙を通してオイルが濾過され、エンジン内部へと供給されます。不純物が取り除かれた清潔なオイルは、エンジンの摩耗を減少させ、効率的な運動を支えます。そのため、オイルフィルターはエンジンオイルと同様に定期的な交換が推奨されており、一般的には1年から2年ごと、またはエンジンオイルを交換する際に一緒に交換することが良いとされています。

 オイルフィルターを適切に管理しないと、蓄積した汚れがフィルターの目詰まりを引き起こし、ろ過能力が低下します。これにより、エンジンオイル内の汚れがうまく除去されずに劣化が早まり、最終的にはエンジンに負担をかけ、性能の低下や寿命の短縮を招く恐れがあります。したがって、オイルフィルターの定期的な点検と交換は、エンジンを保護し、最適な状態で使用するために極めて重要です。

 オイルフィルターは、車両や機械の性能を最大限に引き出し、長期間にわたって維持するための、見えない部分での大きな役割を果たしています。適切なメンテナンスにより、エンジンの寿命を延ばし、安定した性能を保つことが可能となります。そのためにも、オイルフィルターの選定や交換は、慎重に行うべき重要な業務の一つと言えるでしょう。

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