7月2日 アマニの日
7月2日はアマニの日。健康管理に必要とされるオメガ3脂肪酸を豊富に含むアマニを使った料理を食べて、健康管理や生活習慣の改善に取り組むキッカケの日としてもらおうと、小麦粉などの製粉や食品事業などを手掛けている日本製粉株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、一年のほぼ真ん中で雑節の「半夏生」の頃にあたり、夏の健康管理にもふさわしい日であることから、7月2日とした。
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アマニ（亜麻仁、英名：Flaxseed）は、亜麻科植物の種子であり、その栄養価の高さから「スーパーフード」としても知られています。寒冷地を好む植物で、北米、欧州、そして国内では北海道などで栽培されており、世界の総生産量は約200万トンに上ります。アマニの最大の特徴は、オメガ3脂肪酸の一種であるα-リノレン酸を豊富に含む点です。この脂肪酸は体内で生成することができない必須脂肪酸で、心疾患の予防効果が期待されています。アマニには、このα-リノレン酸が種子中に約24%も含まれており、健康維持に役立つ重要な成分とされています。
また、現代人に不足しがちな食物繊維もアマニには豊富に含まれています。食物繊維は不溶性と水溶性の二種類があり、アマニはこれらがバランスよく含まれているため、腸内環境の改善に寄与します。厚生労働省によると、日本人の食物繊維摂取量は全年代で不足しているとされ、アマニはこの点で大きな役割を果たす可能性を持っています。
さらに、アマニはリグナンというポリフェノールの一種を非常に多く含んでおり、他の食材と比較してもその含有量は突出しています。リグナンには抗酸化作用や女性ホルモンに似た作用があることが知られており、生活習慣病の予防やホルモンバランスの調整に寄与することが期待されています。
これらの特徴から、アマニは心疾患の予防、腸内環境の改善、抗酸化作用など、幅広い健康効果を持つ食材として、現代人の食生活において積極的に取り入れられるべきものと言えるでしょう。特にアマニを生で摂取することで、これらの有益な成分を効率的に体内に取り込むことができます。そのため、サラダのトッピングやスムージーへの加えるなど、様々な料理に活用することが推奨されています。
オメガ3脂肪酸
健康維持に重要な多価不飽和脂肪酸に属しており、α-リノレン酸やエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などがある。
鮭やマグロなど脂肪が多い魚や、カニや牡蠣などのような海産物に含まれている。
