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7月17日 北海道みんなの日

北海道みんなの日
引用元:北海道のホームページ

 7月17日は北海道みんなの日。道民たちが、北海道の歴史や文化、風土について理解と関心を深め、北海道の価値を改めて認識し、道民であることを誇りに思う心を育むことにより、道民が一体となってより豊かな北海道を築いていくことを誓い、また、道外へ北海道の価値や魅力を発信する機会とするため、平成29年度から北海道が実施している。

 道内各地の道立・市町村立施設の観覧料や入場料などが無料や割引になるほか、PR事業などを行う。

 日付は、松浦武四郎が明治政府に「北加伊道」の名称を提案した日(1869年7月17日)にちなんで、7月17日とした。

北海道みんなの日条例

 第1条 道民が、縄文文化の歴史、アイヌ民族の歴史、開拓の歴史など北海道のこれまでの歴史、北海道の持つ豊かな自然及び風土並びにこれらの中で培われた北海道の文化、産業等についての理解及び関心を深め、北海道の価値を改めて認識し、道民であることを誇りに思う心を育むことにより、将来にわたり自主及び自立の精神に基づき、一体となってより豊かな北海道を築いていくことを期すとともに、道外において、北海道の価値が、広く認識される契機となることを期する日として北海道みんなの日を設ける。

2 北海道みんなの日は、7月17日とする。

3 北海道みんなの日の愛称は、道みんの日とする。

◆◆◆

 北海道みんなの日は、7月17日に設けられています。この日は、北海道の魅力と価値を再発見し、北海道を誇りに思う心を育み、より豊かな北海道を築き上げることを目的としています。北海道の豊かな自然、風土、縄文文化やアイヌ民族の歴史、開拓の歴史など、北海道が持つ多様な文化や産業についての理解と関心を深めることがこの日の主な趣旨です。

 北海道みんなの日は、道民が一体となって北海道の価値を改めて認識し、道民であることの誇りを育むことを期すと共に、道外においても北海道の価値が広く認識される契機となることを目指しています。愛称は「道みんの日」とされ、この日を中心に記念行事や様々な事業が実施されることが定められています。

 北海道は、地方自治体として、北海道みんなの日を広く普及させるために、記念行事の開催やその他の事業を行い、道民や市町村、その他の団体に対して協力を求めると共に、情報の提供に努めます。また、北海道みんなの日には、公の施設の使用料や利用に関する料金が免除される特例が設けられており、この日を利用して北海道の公共施設を利用することができます。

 北海道みんなの日は、北海道に愛着や誇りを持つことを促すと共に、北海道の魅力を発信する機会として設けられています。この日をきっかけに、道内外の人々が北海道の多様な文化や価値について理解を深め、より豊かな北海道の未来を築いていくことが期待されています。

北海道の豆知識

 江戸末期、まだ北海道が蝦夷地と呼ばれていた頃。蝦夷地を6回探検した探検家・松浦武四郎が探検の途中で付近のアイヌの集落を訪問した際、「カイナー」というアイヌの挨拶の意味を聞いたところ、「カイ」は「この土地に誕生した人間」で「ナー」は尊称という意味であると教えられた。

 それからしばらく後の1869年に政府の開拓判官となった武四郎は、「北」と、かつて教えられたアイヌの挨拶の「カイ」、そして領土を意味する「道」を組み合わせ、「北加伊道」を蝦夷地の新名とすることを提案し、それが「北海道」の名称の根拠になったと言われている。

記念日とかいろいろ