7月5日 切削工具の日
7月5日は切削工具の日。「切削工具の情報サイト タクミセンパイ」は、「切削加工に携わる人々の情報格差をなくす」をビジョンに掲げ、切削加工業界の変革と活性化、情報の入手が不利な中小企業や若手の人材の支援を目指しており、その取り組みを加速させるために、切削工具と切削加工業界の情報を発信する切削工具の情報サイト タクミセンパイが制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、切削の「切」に「七」が入ってることから7月、工具の「工」(5)の5日を合わせて、7月5日とした。
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切削工具は、工作機械で金属やその他の素材を加工する際に使用される重要な工具です。これらの工具は、素材の一部を取り除くことによって、所望の形状や寸法に加工するために用いられます。切削工具の種類は多岐にわたり、加工する素材や加工方法、求められる精度や仕上がりに応じて使い分けられます。
主要な切削工具には、ドリル、バイト、フライス、エンドミル、リーマー、タップ、ホブなどがあります。これらはそれぞれ特定の用途に特化しており、例えばドリルは穴あけ加工、バイトは旋盤での形状加工、フライスは平面や溝加工、タップは内ねじ加工に使用されます。加工の精度や効率を上げるために、適切な切削工具の選定が非常に重要です。
切削工具は、切削加工というプロセスで中心的な役割を果たします。切削加工は、素材の表面から一部を削り取る方法であり、研削と並び金属加工の基本的な手法の一つです。このプロセスによって、精密な工業製品の製造が可能となります。
私たちの日常生活に不可欠な様々な製品、たとえばスマートフォンや自動車などは、これら切削工具による加工プロセスを経て製造されています。また、プラスチック製品の金型製作にも切削工具は使用され、製品の品質や生産効率に大きく影響を与えています。
切削工具の技術は日々進化しており、より精密な加工や効率的な生産を実現するために、新しい材料やコーティング技術が開発されています。製品の品質向上やコスト削減に貢献する切削工具は、製造業におけるイノベーションの鍵となっています。