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7月14日 内臓脂肪の日

 7月14日は内臓脂肪の日。内臓脂肪の蓄積は将来の健康リスクに繋がるということを知ってもらい、イキイキと健やかに過ごしてもらうために、化粧品や健康食品の研究開発、製造販売を手がける株式会社ファンケルが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「内臓脂肪」の頭文字「ないし(714)」の語呂合わせから、7月14日とした。

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 内臓脂肪の蓄積は、見た目ではなかなか気づくことが難しい問題ですが、将来の健康リスクに深刻な影響を及ぼす可能性があります。内臓脂肪とは、お腹の奥深く、内臓の周りに蓄積される脂肪のことを指し、適切な量であればエネルギー源としての役割を果たします。しかし、その量が過剰になると、さまざまな健康問題を引き起こす原因となり得ます。

 内臓脂肪が過剰に蓄積されると、糖尿病、高血圧、脂質異常症といったメタボリックシンドロームをはじめ、心臓病や脳卒中といった命に関わる疾患のリスクが高まることが科学的にも明らかにされています。これらの健康リスクは、内臓脂肪が分泌する様々な物質によって引き起こされる炎症や、インスリン抵抗性の増加など、体内のさまざまな機能に影響を及ぼすためです。

 健康リスクを未然に防ぐためには、内臓脂肪の蓄積に対する意識を高め、日常生活における予防策を積極的に取り入れることが重要です。バランスの取れた食生活、定期的な運動、適切なストレス管理が、内臓脂肪を減らし、健康を守るための鍵となります。特に、食事は加工食品や高脂肪食を避け、野菜や果物を豊富に取り入れることが推奨されます。また、運動においては、週に数回の有酸素運動を心掛けることが、効果的に内臓脂肪を減らす方法として知られています。

 内臓脂肪の蓄積は、見えないところでじわじわと健康を蝕んでいくため、「見えない敵」とも言えます。しかし、日々の生活習慣を見直し、健康的な選択を心掛けることで、この「見えない敵」と戦い、将来の健康リスクから自身を守ることが可能です。内臓脂肪と上手に付き合い、健やかな生活を送るために、今日からでも小さな一歩を踏み出しましょう。

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健康の記念日