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7月17日 喜多方ラーメンの日

喜多方ラーメンの日

 7月17日は喜多方ラーメンの日。およそ100年の歴史をもち、市民をはじめ多くの人々に愛され続けている「喜多方ラーメン」の認知度をいっそう高めるとともに、市民の「ラーメンのまち喜多方」意識の高揚、さらには「喜多方ラーメンブランド」を全世界に発信する契機とすることが目的。

 福島県喜多方市が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、喜多方の「喜」は草書体では「㐂」と表すことができ、それは「七十七」とも読むことができること、また「喜寿」にもあやかり、7月17日とした。

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 喜多方ラーメンは、日本三大ラーメンの一つとして知られ、その歴史と独特の風味で多くの人々に愛されています。このラーメンの特徴は、豊富な地元の食材と製法にあります。特に、飯豊連峰からの清らかな伏流水を使用した「熟成多加水麺」と、地元で作られる良質の醤油や味噌を活かしたスープが、その美味しさの秘訣です。

 喜多方ラーメンの歴史は大正末期から昭和初期にかけて始まり、中国から渡ってきた若者が手作りの支那そばを売り歩いたことが起源とされています。このラーメンが評判を呼び、次第に喜多方地域の名物料理として定着しました。現在では、約90店舗がそれぞれ独自のレシピを競い合うようにして、多様な喜多方ラーメンを提供しています。

 喜多方ラーメンの麺は、水分を多く含む平打ちで、独特の縮れとコシの強さが特徴です。また、スープは主に醤油ベースですが、塩味や味噌味など、店によってさまざまなバリエーションがあります。これにより、喜多方ラーメンは多様な味わいを楽しむことができ、訪れる人々に常に新しい発見を提供します。

 喜多方ラーメンは、その土地特有の醸造文化と結びついており、古くからの酒・味噌・醤油の醸造業の影響を受けています。これらの伝統的な技術が生み出す深い味わいは、ラーメンスープの味を決定づける重要な要素となっており、地元の「栂峰渓流水」などの名水を使用することで、さらにその味わいは引き立てられています。

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