カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

8月1日 カフェオーレの日

カフェオーレの日

 8月1日はカフェオーレの日グリコ乳業株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、6月1日が国際連合食糧農業機関(FAO)が制定した「世界牛乳の日」であり、10月1日が社団法人全日本コーヒー協会が制定した「コーヒーの日」であることから、その真ん中の8月1日とした。

 また、八と一が製品の容器の形状に似ていることもその由来のひとつ。

◆◆◆

 グリコのカフェオーレは、1979年に誕生しました。その当時、コーヒー文化はまだ喫茶店で楽しむのが一般的であり、手軽に美味しくコーヒーを楽しめる製品としてのニーズに応える形で開発されました。フランスでは子供から大人まで広く愛されている「カフェ・オ・レ」に着目し、フランス式のおいしさを目指して多くの試行錯誤を重ねて生み出されたのが、この「カフェオーレ」です。

 初めのパッケージ名称案として「Gカップ」という名前が挙がっていましたが、これはグリコの「G」を取って名付けられたものです。最終的に現在のパッケージ名称「Pキャン」に落ち着きました。この「Pキャン」とは「紙でできた、缶のような形状=Paper Can」を省略したもので、グリコの開発担当者によって命名されました。

 カフェオーレのパッケージデザインは、セピアとゴールドのストライプが特徴で、発売から40年以上にわたってこのデザインを続けてきました。しかし2020年3月には中身と共にパッケージデザインも新たに生まれ変わりました。円錐形をしたこのパッケージは、グリコオリジナルの容器であり、素材は紙とアルミで作られています。この形状は、店頭やテーブル上で安定して倒れないように考案されたもので、デザイン面で優れていたことから採用されました。

 商品名の「カフェオーレ」は、フランス語の「カフェ・オ・レ」から来ていますが、日本人にとって発音しやすい「カフェオーレ」という表記をあえて採用しました。これは、スペルの打ち込みやすさや覚えやすさを考慮してのことです。

 グリコのカフェオーレは、フランス式コーヒーのおいしさを手軽に楽しめるというコンセプトのもと、多くの人々に愛され続けています。長い年月をかけて培われたその味わいは、今もなお多くのファンに支持されており、日常のひとときを豊かに彩る存在として、これからも愛され続けることでしょう。

カフェオーレの豆知識

 「カフェ・オ・レ」はフランスで好まれるコーヒーの飲み方で、フランス語「café au lait」からきている。一方、エスプレッソを淹れ、同量のやや薄い温めた牛乳と混ぜたものをイタリア語「Caffè Latte」から「カフェ・ラッテ」と呼ぶことがある。

 グリコの発売する「カフェオーレ」は「カフェ・オ・レ」ではなく「カフェオーレ」。語源であるフランス語の「café au lait」から考えれば、「カフェ・オ・レ」と呼ぶ方が正確だが、日本人の呼びやすさに合わせて商品名は「カフェオーレ」になった。

 なお、カフェオーレが誕生したのは1979年。

 カフェオーレのパッケージは、円錐型になっており、「紙でできた缶のような形(Paper Can)」という意味から、「Pキャン」と名付けられている。倒れにくさとデザイン性からこの形になったんだとか。

記念日とかいろいろ