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8月2日 ハラスメントフリーの日

 8月2日はハラスメントフリーの日。企業・組織と従業員の双方にメリットをもたらす、ハラスメントから解放された「ハラスメントフリー」な職場づくりを啓発、推進していくことを目的に、パワーハラスメントという言葉を創り、長年にわたり職場のハラスメント対策に関わってきた株式会社クオレ・シー・キューブが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(8)ラスメント(2)リー」の語呂合わせから、8月2日とした。

ハラスメントフリーについて

 ハラスメント(harassment)とは、人を困らせること、いやがらせの意味。「ハラスメントフリー」は株式会社クオレ・シー・キューブの登録商標である。

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 ハラスメントフリーとは、単にハラスメントが存在しないだけではなく、すべての職員がハラスメントから解放された状態で自由に働ける職場環境を指します。この概念には、職場での一人ひとりが自立して自身の持つ能力を存分に発揮し、活き活きと働けることが含まれています。また、働く人々の人権や人格が侵害されることなく、相互に尊重し合う職場文化の構築が重要な要素とされています。

 ハラスメントフリーの職場を実現するためには、セクシャルハラスメントやパワーハラスメント、マタニティハラスメントなど、様々な形のハラスメントに対する明確なガイドラインと防止策が必要です。これには、職場内での教育や研修を行い、ハラスメントの認識を高めること、被害を受けた際の相談窓口の設置、迅速な問題解決のための体制を整えることが含まれます。

 さらに、ハラスメントフリーの実現には、上層部からの明確なメッセージや方針が重要です。組織全体でハラスメントを許さない姿勢を示し、互いに尊重し合う職場文化を育むことが不可欠です。これは、職場でのコミュニケーションの改善やチームワークの促進にも寄与し、組織の生産性や従業員の満足度の向上に繋がります。

 ハラスメントフリーな職場は、働く人々が安心して能力を発揮し、成長できる環境を提供することで、組織全体の発展に寄与します。これは単に法的な義務を果たすこと以上に、ポジティブな職場文化を構築し、多様性を尊重し、包括的な職場環境を作るための積極的な取り組みです。