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~今日は何の日?~

8月2日 HONEYの日

HONEYの日

 8月2日はHONEYの日。2013年秋から展開しているハニー・リキュールをブレンドした新商品「JACK HONEY」の魅力をPRすることを目的に、テネシーウィスキー「ジャックダニエル」を販売しているブラウン・フォーマン社の日本支社ブラウン・フォーマン ビバレッジス ジャパンが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(8)ニー(2)」の語呂合わせから、8月2日とした。

ジャックダニエル蒸留所

 アメリカ合衆国テネシー州リンチバーグ(Lynchburg)に本社を置く酒造メーカー。1866年、創業者ジャック・ダニエルによって作られたウイスキーを、自分の名前を刻んだ陶器のジャグに詰め込み販売を始め、同年に政府が酒類にも課税すると見込み蒸溜所を政府に登録、アメリカにおいて初の政府公認蒸溜所となった。

 1970年(昭和45年)から、日本におけるジャックダニエルの輸入を担当していたサントリーだったが、2012年(平成24年)12月をもってブラウン=フォーマンとの契約期間終了、2013年1月からアサヒビールに輸入権が委譲され、アーリータイムズと共に移り変わった。

◆◆◆

 ジャックダニエル蒸溜所の歴史は、ジャスパー・ニュートン・ダニエル(通称ジャック)がテネシーウイスキー「オールド No.7」を世界に紹介した1866年に始まります。このウイスキーはチャコール・メローイングという独自の製法でまろやかに仕上げられました。ジャックダニエルは、奴隷出身のネイサン・"ネレスト"・グリーンからウイスキー製造の技術を学び、彼を蒸溜所の蒸溜所責任者として雇いました。

 ジャックダニエル蒸溜所は、アメリカ初の登録蒸溜所として設立され、1904年の万国博覧会でオールド No.7が金賞を受賞しました。しかし、1906年にジャックは金庫を蹴ってしまい足の指を骨折、これが原因で彼の命を奪うことになりました。彼の死後、蒸溜所は甥のレム・モトローに引き継がれました。

 禁酒法時代と世界恐慌、そして第二次世界大戦という困難を経て、ジャックダニエルはアメリカの象徴的なウイスキーに成長しました。その後、多様な製品を発売し、2016年には創業150周年を迎えました。2020年には新たなマスターディスティラー、クリス・フレッチャーが就任し、新たな時代へと歩みを進めています。

 ジャックダニエルの歴史は、創業者の精神「美味求真」を受け継ぎながら、革新的なウイスキー造りを続けていることを示しています。チャコール・メローイングから始まり、数々の試練を乗り越えたジャックダニエルは、今日でも世界中の人々に愛され続けています。

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