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~今日は何の日?~

8月4日 パーシーの日

 8月4日はパーシーの日。「パーシー」を通じて無機質に感じられる自動販売機を、より温かく、より面白く、より身近に感じてもらうために、新潟県新潟市で自動販売機の総合オペレーターを営む株式会社和光ベンディングが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、「パーシー」の誕生日であり、(8)(4)ー」の語呂合わせから、8月4日とした。

パーシーとは

 和光ベンディングのTVCM用キャラクター。その誕生は実にいい加減なもので、新CMを作るための打ち合わせをしていた時に、あの曲がイイとか、あそこでロケしようとか、取り留めも無い話の中でたまたま「黒人がお茶持って踊ったら面白くねぇ?」という意見が出て、何となく勢いで撮影までやってしまい誕生した。新潟の企業として、ローカル感をたっぷり出したかったし、バカバカしい作品だけど真剣に作ろうという思いは強かったという。

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 パーシーはもともと、テレビコマーシャルのキャラクターとして偶然生まれた存在です。始まりは、新しいCMの打ち合わせ中に「黒人がお茶を持って踊る」という発想から、何となく形になり、撮影が実行されました。当初のCMにはパーシーを含む三人のキャラクターが登場しましたが、彼らの名前や役割は、特に深い意味を持たずに設定されました。

 パーシーのキャラクターは、後のCM制作を通じて徐々に確立され、そのユニークな存在は次第に人々の注目を集めるようになりました。しかし、制作者自身もパーシーの意味や目的については、「でも意味を考えたらつまらない」というスタンスを取りつつ、自由でバカバカしい作品を目指していました。

 パーシーのCMは、新潟市の様々な場所でロケを行い、「新潟親善大使」としての活動を展開しましたが、これは公式の称号ではなく、制作サイドの自称に過ぎません。しかし、そのユニークな試みは多くの人々に愛され、「おもしろCM」として地域に根付く存在となりました。

 パーシーとは、最終的には和光ベンディングの会社イメージそのものを象徴するキャラクターとして、CMだけでなく、雑誌やSNSでも登場しています。プロからの高評価や、業績向上とは直接関係なくとも、自由で楽しいイメージを人々に与える存在として、長く愛されているのです。