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8月5日 親子丼の日

 8月5日は親子丼の日。鶏肉協会とコラボレーションして卵と鶏肉を使った代表的な料理の「親子丼」の美味しさを更に多くの人に知ってもらおうと、関西鶏卵流通協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、おやこ(085)」の語呂合わせ夏場の消費が落ち込む時期にスタミナ食として食べてもらいたいとの思いから、8月5日とした。

親子丼について

親子丼の日

 割下などで煮た鶏肉を溶き卵でとじて、白飯の上に乗せた丼料理。「親子」という名称は鶏の肉と卵を使うことに由来している。英語では"Chicken and Egg Bowl"。

 鴨肉を鶏卵でとじた「鴨の親子丼」のことを「いとこ丼」と呼ぶことがある。

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 親子丼は、日本の伝統的な丼物の一つで、鶏肉と玉ねぎを甘辛い醤油ベースのだしで煮て、溶き卵でとじたものをごはんの上にのせて食べる料理です。名称の「親子」は、鶏肉(親)と卵(子)が一緒に使われていることに由来しています。シンプルながら、日本人にとって親しみ深い味わいであり、家庭料理としてだけでなく、定食屋や和食レストランなどでも広く提供されています。

 親子丼の特徴は、そのシンプルさの中にも深い味わいがあることです。基本の調味料は醤油、砂糖、みりん、だしですが、この比率を変えることで様々な味のバリエーションを楽しむことができます。また、卵をどの程度火にかけるかによって、ふわっと軽い食感にもしっかりとした食感にもすることが可能です。家庭によっては、鶏肉の代わりに豚肉を用いたり、玉ねぎ以外にねぎやしいたけを加えるなどのアレンジがなされることもあります。

 この料理の歴史は明治時代に遡ると言われています。当時、東京で「鶏卵を用いた料理」のコンセプトから生まれ、やがて全国的に広まっていきました。親子丼は、手軽に栄養バランスの良い食事をとることができるため、忙しい現代人にとっても理想的なメニューの一つとされています。

 親子丼を作る際のポイントは、卵の扱い方にあります。卵は全体が固まり過ぎず、中心部分に少しとろみが残るように火を止めるタイミングが重要です。これにより、口当たりが良く、深い味わいの親子丼を楽しむことができます。さらに、ごはんの上にのせる際は、煮汁を適量加えることで、ごはんと具材がより一層絡み合い、絶妙な味わいを生み出します。

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