カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

8月7日 ?(ハテナ)の日

?(ハテナ)の日

 8月7日は?(ハテナ)の日。謎ときの要素である「?(ハテナ)」の日を制定することで、謎ときエンターテインメントの世界を広げていくことを目的に、謎ときイベントの情報を集めたポータルサイト「なぞとも」を立ち上げ、国内外で謎とき体験施設「なぞともcafe」を展開する株式会社ナムコが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(8)(7)」の語呂合わせから、8月7日とした。

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 「はてなマーク」とは、文章中で疑問を示す記号「?」のことを指し、特に日本語の文脈では、この記号を用いることで文末に疑問の意味を加えます。この記号は、さまざまな言語で疑問文を表す際に用いられていますが、その起源や使用方法には文化や言語ごとに微妙な違いがあります。

 疑問符「?」の歴史は非常に古く、その起源は何世紀にもわたってさまざまな文化で進化してきました。5世紀には、シリアの聖書の手稿に既に疑問を示すマーカーが使用されていたことが記録されています。これらのマーカーは、文の始まりにある単語の上に縦の二重点、すなわち「zagwa elaya」(上の対)として知られる記号が、その文が疑問であることを示していたとされています。

 日本語において「はてなマーク」が使われるようになったのは、西洋文化の影響を受けてからのことであり、明治時代に入ってから西洋の文法や記号が取り入れられる中で、疑問を示す記号として定着していきました。それ以前の日本語では、疑問を表す際には文脈や特定の語句を用いて疑問の意味を表現していたため、疑問文の文末に「か」を付けるなどの方法が一般的でした。

 現代では、文書や電子メール、SNSなど、幅広いコミュニケーション手段で「はてなマーク」が活用されています。この記号を使うことで、効果的に読み手の注意を引き、疑問の意図を明確にすることができるため、情報の伝達をよりスムーズに行うことが可能です。

 このように、「はてなマーク」は単なる記号以上の役割を持っており、私たちのコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしています。時代と共にその使用方法は変化してきましたが、人々が疑問を共有し、知識を深めるための手段として、今後も広く使われ続けることでしょう。