カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

8月8日 発酵食品の日

発酵食品の日
引用元:みやざき地頭鶏

 8月8日は発酵食品の日。原材料の保存、味覚、栄養などの面からも優れた食品である発酵食品の大切さをPRする日として広島県尾道市に本社を置く万田発酵株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、発酵の8(ハチ)と、末広がりの八(8)から、発酵食品の無限の可能性を示しているという意味をこめて、8月8日とした。

 万田発酵のルーツは、広島県尾道市の因島で、元禄時代から十代に渡って続いた老舗の造り酒屋。地中海気候に分類される瀬戸内の気候や湿度といった自然環境と、微生物の働きを知り尽くした職人の知恵と技術によって良質な発酵食品が生み出されている。

◆◆◆

 発酵食品とは、微生物の生活活動によって、食材が変化し新たな味や香り、栄養価を持つようになった食品のことを指します。微生物の中でも、主に菌類や細菌、酵母などが関与しており、これらが生み出す酵素によって食材の成分が分解されることで発酵が進行します。

 発酵食品は世界中で古くから作られており、各地域の気候や文化に合わせた多様な種類が存在します。例えば、日本では味噌や醤油、納豆、酒などが有名ですし、韓国ではキムチ、ドイツではザワークラウトなどがあります。

 発酵食品の大きな魅力の一つは、その健康効果にあります。発酵プロセス中に生まれる有益な微生物や、消化を助ける酵素、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれているため、腸内環境の改善や免疫力の向上に役立つとされています。また、発酵によって食品の保存性が高まることも重要な特徴です。

 近年では、健康志向の高まりとともに、発酵食品への注目が再び増しています。自宅で手軽に作れる発酵食品も多く、手作りの醤油や味噌、自家製のピクルスやヨーグルトなどを楽しむ人も増えています。発酵食品を取り入れることで、健康的な生活はもちろん、食生活においても豊かな味わいや楽しみを見つけることができるでしょう。

発酵と腐敗の違い

 人類にとって有用なら「発酵」、有害なら「腐敗」と呼び分けているだけで、現象自体は同じもの。

記念日とかいろいろ

8月8日の記念日