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~今日は何の日?~

8月8日 歯並びの日

 8月8日は歯並びの日。正しい矯正歯科治療の普及を目指して、一般社団法人日本臨床矯正歯科医会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(8)並び」の語呂合わせと、笑いの声の「ハッハッハッ」のイメージが健康をテーマとした矯正歯科にふさわしいという理由から、8月8日とした。

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 歯並びは、私たちの日常生活において意外と重要な役割を果たしています。美しい笑顔の源であるだけでなく、発音の正確性や健康な咀嚼(そしゃく)機能の維持にも直結しているのです。人の第一印象を左右することもあり、自信を持って笑うためにも、良好な歯並びは大切な要素の一つといえるでしょう。

 歯並びが悪いと、咬み合わせの問題が起こりやすく、それが顎関節症や頭痛、肩こりなど様々な身体の不調を引き起こす原因にもなり得ます。また、歯磨きがしにくいため虫歯や歯周病のリスクが高まるとも言われています。このように、歯並びは見た目の美しさだけでなく、全身の健康にも影響を与える重要な要素なのです。

 歯並びを改善するためには、歯科医院での矯正治療が一般的です。矯正治療は子どもの頃から始めるのが理想的ですが、近年では成人になってから始める方も増えています。装置には目立たない透明なマウスピース型矯正装置や、歯の裏側に装置をつける舌側矯正など、様々な種類があり、ライフスタイルや矯正の程度に応じて選択することが可能です。

 美しい歯並びを手に入れることで、見た目の印象が良くなるだけでなく、発音がはっきりとし、咬み合わせが改善されることで全身の健康にも良い影響を与えることができます。また、自分自身の自信にも繋がり、笑顔が増えることで、周囲とのコミュニケーションもよりスムーズになるでしょう。

 健康的で美しい歯並びは、毎日の丁寧な歯磨きや定期的な歯科検診を通して保つ努力も大切です。自分の歯に自信を持ち、いつでも素敵な笑顔でいられるように、歯並びへの配慮を忘れずにいたいものですね。

矯正歯科の豆知識

日本には歯科医師が約10万人いますが、その中で様々な形で矯正歯科治療を行っている歯科医は約3万人います(厚生労働省資料より)。しかしながら全国の歯科大学の矯正歯科講座あるいは医局で何らかの専門教育と研修を受けた歯科医師が中心に所属している日本矯正歯科学会の会員は約6000名です。その中でも3~5年間の教育と研修を終了し、専門知識と診療技術の資格試験をパスして認定された日本矯正歯科学会認定医は約2500名です。
 そしてさらに認定医の中でも高いレベルの資格認定を受けた約300名の日本矯正歯科学会専門医がいます。矯正歯科医の受けた教育また研修の面からは、上記の日本矯正歯科学会認定医(全国に約2500名)が専門知識や診療技術の面から、適切で信頼できる矯正歯科医と考えることができるでしょう。

 ちなみに歯列矯正は保険がきかないため、子供で1~5年、大人だと1~3年程度、値段は80~120万円程かかる。

記念日とかいろいろ

8月8日の記念日