カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

8月10日 東洋羽毛・羽毛ふとんの日

 8月10日は東洋羽毛・羽毛ふとんの日。夏の真ん中の寝苦しい季節にも快適な寝具として吸湿発散性に優れた羽毛ふとんを普及させることを目的に、東洋羽毛工業株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、同社の創立記念日(1954年8月10日)から、8月10日とした。

羽毛

 羽毛の善し悪しの最大のポイントは飼育期間。数ヵ月以上管理され飼育されているかを重視する。飼育期間が短いと、ダウンボールが小さく、反発力、毛足が少ない羽毛にしか生育しないため、一般的には、冬季に75日以上飼育しないと、成熟した羽毛が育たないとされている。

 鳥にストレスを与えて育てると、ダウンが途中で抜けてしまうため、採取の際生え始めの産毛に近いダウンが混じってしまい、品質の揃ったダウンが取れなくなってしまう。水鳥のダウンが十分に成熟し、抜け替わる時期を狙って、丁寧に採取し選別されたものが良い羽毛。また、良い羽毛でも絡み具合が強すぎると、立体キルトの部屋の隅で固まることにより隙間ができるので、羽毛ふとんに向いているとは言えない。

 ダウンの色は水鳥の種類によるもので、品質とは全く関係がありません。。

 ダウン率50%以上のものは「羽毛ふとん」、ダウン率50%未満のものは「羽根ふとん」と呼ばれている。

記念日とかいろいろ