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8月10日 発炎筒の日

 8月10日は発炎筒の日。自動車運転中の故障、事故などのときに使用する発炎筒の認知度を高め、二次被害の防止を図ることを目的に、発炎筒の製造販売を行う企業で構成する日本保安炎筒工業会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(8)(10)から、8月10日とした。

発炎筒の豆知識

発炎筒の日

 発炎筒の有効期限は4年とJIS規格で定められている。ちなみに正式名称は「自動車用緊急保安炎筒」なので、「発()筒」は間違い。

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 発炎筒は、緊急時に他のドライバーや歩行者に危険を知らせるために使用される非常信号用具です。これは、火を使って特定の色の煙や光を発することによって周囲に警告を発します。道路運送車両法の規定により、日本では自動車に緊急信号装置として備え付けることが義務付けられています。

 具体的には、発炎筒は日本工業規格(JIS D5711「自動車用緊急保安炎筒」)に適合したものが使用されることが多く、これは夜間や悪天候下でも200メートル以上の距離から明確に視認できる能力が求められます。発炎筒の使用は、主に交通事故や車両の故障時に、迅速に周囲に警告し、二次事故の防止を図るために重要です。

 発炎筒は赤色の光を放ち、この色は危険を示す国際的に認識されている色です。使用方法においては、発炎筒を安全な場所に設置し、点火することで数分間炎と煙を発し続けることができます。しかし、使用後は高温になるため、取り扱いには注意が必要です。

 また、発炎筒の性能は様々な外部要因によって影響を受けることがあります。たとえば、損傷や湿気の吸収は性能を著しく低下させるため、保管状態にも注意が必要です。適切に保管され、定期的に性能が確認された発炎筒のみが、実際の緊急時において信頼性を提供することができます。

 このように、発炎筒は自動車だけでなく、工事現場や公共のイベントでも幅広く使用されることから、その重要性は非常に高いです。緊急時の安全確保を目的として、正しい使用方法と適切な管理が求められています。

記念日とかいろいろ

8月10日の記念日

車の記念日