カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

8月11日 マッシュルームの日

 8月11日はマッシュルームの日。マッシュルームの美味しさ、栄養成分などをアピールして、多くの人にマッシュルームを食べてもらうために、マッシュルーム販売の専門店株式会社ワキュウトレーディングが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、日本で初めてマッシュルームの栽培に成功したキノコ栽培の父と呼ばれる森本彦三郎氏の誕生日(1886年8月11日)から、8月11日とした。

マッシュルームについて

マッシュルームの日
引用元:WAQ TRADING Co.,Ltd.

 和名は「ツクリタケ」17世紀頃にフランスなどで人工栽培が行われるようになったと言われている。マッシュルームにはビタミンB群が多く含まれている。ビタミンB群の中でも特にパントテン酸やナイアシンなどが多く含まれており、皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれる働きがある。肌の状態を整え、美肌に効果的とされている。

 近年、日本国内の生産量は大きく伸びており、2000年に2,500tだった日本のマッシュルーム生産量が、2018年には8,500tになっている。

◆◆◆

 マッシュルームは世界で最も生産量が多いキノコの一つであり、その特徴と用途の広さから多くの国々で愛されています。特にアメリカ、ヨーロッパ、アジアでは広く栽培され、その可愛らしい見た目と独特の食感が多くの料理に利用されています。

 マッシュルームの主な種類には、クセが少なくて食べやすいホワイトマッシュルームと、香り高いブラウンマッシュルーム(クリミーニ)があります。ホワイトマッシュルームは、繊細な味わいで生食にも適しており、サラダや生のままスライスしてピザのトッピングにも使われます。一方、ブラウンマッシュルームはその豊かな風味から煮込み料理やソテーに適しており、味の深みを出すために使われることが多いです。

 マッシュルームは栄養価が高く、特にカリウムを豊富に含んでいます。これは高血圧の予防に役立つとされています。また、ビタミンB2が多く含まれているため脂質代謝を促進し、食物繊維の多さから腸内環境を整える効果も期待できます。さらに、マッシュルームにはうま味成分のグアニル酸とグルタミン酸が豊富に含まれており、そのため味わいが非常に良いのです。

 マッシュルームの語源はフランス語の“mousee”であり、「苔や泡」を意味することから来ています。また、和名である「ツクリタケ」は、その人工栽培の歴史にちなんで名付けられ、「海外から輸入された人工栽培のキノコ」という意味があります。

 このように多面的な利用価値と栄養的メリットを持つマッシュルームは、世界中でその需要が高まり続けており、今後もその人気は衰えることなく、多くの食文化に欠かせない存在として位置づけられていくでしょう。