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~今日は何の日?~

8月15日 終戦記念日

 8月15日は終戦記念日。1945年(昭和20年)8月15日、天皇による戦争終結の放送がなされ、3年8か月に及んだ太平洋戦争が終わった。政府主催の「全国戦没者追悼式」が初めて行われたのは、戦後18年経った1963年(昭和38年)。現在ではこの日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と呼ぶ。

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 終戦記念日は、日本において太平洋戦争(第二次世界大戦)が終結した日、1945年8月15日にちなんでいます。この日は、日本の歴史の中でも非常に重要な意味を持ち、日本国内では平和への願いを新たにする日として広く認識されています。

 1945年8月15日に昭和天皇がラジオ放送である「玉音放送」を通じて戦争の終結を国民に伝え、無条件降伏を公式に発表しました。これにより、長きにわたる激しい戦争が終了し、多くの命が失われた悲劇から一定の区切りがつけられたのです。

 終戦記念日には、全国各地で平和記念式典や追悼行事が催されます。特に広島市と長崎市では、原爆の日に合わせて平和祈念式典が開かれ、核兵器のない平和な世界を願う声が高まります。また、東京都千代田区の日本武道館では全国戦没者追悼式が行われ、天皇陛下をはじめとする皇族や三権の長、そして一般の国民が参列し、戦争で亡くなったすべての人々を追悼します。

 終戦記念日はただ過去を振り返るだけでなく、未来への教訓として戦争の悲惨さや平和の尊さを若い世代に伝える機会でもあります。この日を通じて、戦争のない平和な世界を目指すことの重要性が改めて国民に認識されるのです。

 私たち一人一人が平和の大切さを心に留め、平和を愛する心を育むことが、真の平和への道を作る第一歩となります。終戦記念日を迎えるたびに、平和への願いを新たにし、積極的に平和活動に参加し、持続可能な平和を実現するために努力しましょう。