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8月18日 ビーフンの日

 8月18日はビーフンの日。ビーフンの持つ栄養価や食感の良さをアピールする日として、ビーフン協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、八十八を組み合わせた「米」の字に由来する日ということで、8月18日とした。

ビーフンについて

ビーフンの日
引用元:みやざき地頭鶏

 ビーフン協会は「ビーフンとは主原料にコメ粉を50%以上使用し、麺状に加工したものを総称していう」と定めている。ちなみに漢字で書くと「米粉」と書く。

 ビーフンは、福建省南部の言葉であるビン南語や台湾語の発音「ビーフン(bí-hún)」に由来する外来語である。東アジアの華中以南は米作地帯であり、それらの地域では小麦の生産量が少なく、ビーフンが日常的に食べられている。

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 ビーフンは、紀元前220年頃に中国南部で生まれたとされ、米を原料とする麺類です。秦の始皇帝時代に、北方から来た兵士たちが米を食べ慣れていなかったため、米を挽いて麺状にして食べるようになったことが起源と言われています。この食文化は、中国南部から台湾を経て、さまざまなアジアの国々に広まりました。

 ビーフンは調理が迅速にできることから、来客時や特別な行事の際に便利な食材として重宝されてきました。また、その保存が効く点から外出時の携帯食としても使用され、披露宴や宴会での高級食材として扱われることもありました。

 日本においてビーフンが普及したのは、第二次世界大戦後で、東南アジアから引き上げた日本人が現地で親しんだビーフンの味を忘れられずに始めたとされています。それ以降、ビーフンは日本国内でも広く受け入れられるようになりました。

 栄養面では、ビーフンは小麦アレルギーやグルテン不耐症の人々にとって有益な食品です。小麦を使用しないため、グルテンを含まず、小麦めんの代用として利用できます。また、ビーフンは糖質の吸収を穏やかにするため、糖質制限を行っている人々にとっても適した食材です。

 現代では、ビーフンはそのユニークな食感と栄養価の高さから、世界中で愛され続けています。その多様な調理法と健康へのメリットにより、多くの食文化に取り入れられており、国際的な料理の一部としても定着しています。