8月22日 金しゃちの日
8月22日は金しゃちの日。愛知県名古屋市の象徴である名古屋城大天守に載る「金のしゃちほこ」(金シャチ)を更に多くの人に知ってもらい、金シャチにあやかり名古屋を元気するために、名古屋市で鍼灸接骨院を経営する川村芳彦氏が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、名古屋市の市章がまるはち(八)であることから8月、数字の2がしゃちほこの形に似ており左右に2つあることから22日で、8月22日とした。
また、この日に金のしゃちほこにまつわる人や品物を紹介した記念イベントを行うことも由来のひとつ。
名古屋城の金のしゃちほこ
金シャチに関する情報 雄(北側) 雌(南側) 高さ 2.621メートル 2.579メートル 重量 1,272キログラム 1,215キログラム 金板の種類 18金 18金 金板の厚み 0.15ミリメートル 0.15ミリメートル うろこの枚数 112枚 126枚 金量(18金) 44.69キログラム 43.39キログラム
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名古屋城の金鯱は、日本の城郭建築の中でも特に象徴的な存在とされています。この金鯱は、名古屋城天守閣の屋根に鎮座しており、城の美観とともに尾張徳川家の権威を象徴しています。金鯱は、1612年(慶長17年)に名古屋城が完成した際に設置されたもので、金箔で覆われた雄と雌の一対から成り立っています。雄の鯱が北側、雌の鯱が南側に設置されており、それぞれ独特の特徴を持ちます。
雄の鯱は全高2.621メートル、重さは1,272キログラム、金板は18kで、金板の厚みは0.15mmです。一方、雌の鯱は全高2.579メートル、重さは1,215キログラムで、こちらも同様に18kの金板を使用しており、厚みは0.15mmです。雌の鯱の方がうろこの枚数が多く、126枚となっており、雄は112枚です。これらの金鯱は、その輝きで昔から多くの人々を魅了してきました。
江戸時代を通じて、名古屋城の金鯱はその価値が高く評価されており、何度かの金鯱の改鋳が行われました。しかし、1945年の太平洋戦争の空襲で名古屋城とともに焼失してしまいます。その後、名古屋市民の熱意により金鯱は復元され、現在は復元された天守閣に再び輝いています。
金鯱の文化的および歴史的価値は非常に高く、日本国内はもとより、国外でも展示された経験があります。また、その美しさから、多くのメディアにも取り上げられ、名古屋城とともに日本の観光名所としても有名です。このように名古屋城の金鯱は、単なる装飾品ではなく、日本の歴史や文化、技術の粋を集めた芸術作品として、今なお多くの人々に愛され続けています。