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8月7日 花文化の日

花文化の日

 8月7日は花文化の日。花見、華道、園芸、フラワー装飾、花きの生産など、さまざまな日本の花文化をユネスコの世界無形文化遺産登録を目指してアピールするために、愛知県名古屋市のNPO法人花文化を無形文化遺産に推める会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、はな(87)」の語呂合わせから、8月7日とした。

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 日本の花文化は古くから多岐にわたり、その表現や鑑賞の仕方は多様です。花見、華道、園芸、フラワー装飾、そして花きの生産など、それぞれに特色があり、日本人と花との深い関係を物語っています。

 花見は春の訪れとともに楽しまれる行事で、特に桜の花が満開の時期に公園や川沿いで行われます。友人や家族、同僚たちが集まり、花の下で食事や会話を楽しみます。この習慣は平安時代に貴族の間で始まり、江戸時代には一般庶民にも広がりました。花見は日本の春の風物詩として、現在も多くの人々に親しまれています。

 華道、またはいけばなとも呼ばれる日本の伝統的な花の生け方は、室町時代に茶の湯と共に発展しました。華道は、自然の美を生ける者の内面に反映させる精神的な活動として捉えられています。多くの流派があり、それぞれに哲学や技法が存在します。華道を通じて、季節の移り変わりを感じ取り、自然との一体感を味わうことができます。

 園芸は、個人の庭や公共の庭園で、様々な花や植物を育てる文化です。日本には、美しい庭園が多くあり、その中には世界遺産に登録されているものもあります。園芸は、心の平穏やリラクゼーションをもたらす趣味として、また、自然美を追求する芸術活動として、多くの人々に楽しまれています。

 フラワー装飾は、結婚式やパーティー、店舗の装飾など、特別な場を彩るために用いられます。季節の花を使い、空間に合わせたアレンジメントが施されることで、場の雰囲気を豊かにします。フラワー装飾は、日々の生活に彩りを加え、人々の心を和ませる力があります。

 花きの生産は、美しい花を栽培し、市場に供給する産業です。日本は四季がはっきりしており、多種多様な花が育ちます。技術の進歩により、年間を通して様々な花を楽しむことが可能になっています。花き産業は、国内外で高い評価を受けており、日本の花文化を支える重要な役割を担っています。

 これら日本の花文化は、季節感を大切にし、自然を愛でる日本人の美意識を映し出しています。花を通じて自然と対話し、心を豊かにするこれらの文化は、現代

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