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~今日は何の日?~

8月7日 オハナの日

 8月7日はオハナの日。が運営するWebサイト「オハナスタイル」では家族をテーマとした様々な情報サービスを提供しており、ハワイの言葉で「家族」を意味する「オハナ」から、この日を「家族で過ごすための日」としてもらおうと、インターネットサービス事業などを手がけるBOLSTER株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、オハナ(087)」の語呂合わせから、8月7日とした。

 オハナスタイルでは毎月テーマを決めてフォトコンテストを実施しており、家族の写真などにHAPPY賞を送っている。また、「本日のオハナ」の写真を紹介したり、写真付きメッセージカード「オハナレター」やスワロフスキー・クリスタルを使用して写真を再現したデコレーションギフト商品「オハナデコ」のサービスなどを行っている。

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 オハナは、ハワイの伝統的な価値観に基づく、深い絆で結ばれた共同体、すなわち「運命共同体」としての家族や一族を指します。この概念は、単なる家族以上のものを意味しており、血縁関係のあるなしに関わらず、互いに支え合い、生活を共にする集団全体を指します。

 オハナの基本は、互いに協力し合い、共に苦楽を共有することにあります。これには、食料の調達や住居の提供、育児の共同参画などが含まれることもあります。また、ハワイアンカルチャーでは、「ホオポノポノ(Ho'oponopono)」という許し合いと和解のプロセスを通じて、オハナ内の平和を保つことが重視されています。これは、内部の対立や不和を解消し、オハナとしての結束を高めるための重要な儀式です。

 オハナにおいては、一人一人が互いに依存し合い、その強いつながりによって個々の生存だけでなく、文化や伝統の継承も行われます。このように、オハナは生物学的な家族を超えた、社会的・精神的な支えを提供する重要な社会単位となっています。

 この言葉が持つ重みは、単に「仲間」や「友達」といった軽い意味では捉えられず、命を懸けて互いを愛し、支え合う深い関係性を象徴しています。このため、ハワイの文化においてオハナという言葉は、非常に大切で重要なものとされており、その使用には相応の責任と敬意が求められるのです。