8月3日 ホウ酸処理の日
8月3日はホウ酸処理の日。ホウ酸を使った木造建築物のシロアリ・腐れ対策を多くの人に知ってもらうために、ホウ酸処理施工に関する技術開発や施工指導などを行い、ホウ酸施工士、ホウ酸処理アドバイザーなどを育成する一般社団法人日本ホウ酸処理協会が制定し、日本記念日協会が認定した。
日付は、「
ホウ酸の豆知識
米・カリフォルニア州や西トルコの鉱脈で採掘される「ホウ酸塩鉱物」を精製して作られる。ホウ酸は鉱脈の他にも、海水や淡水、岩石、植物などにあらゆる場所存在する自然素材だったりする。
ホウ酸と聞くと、ゴキブリのホウ酸団子から毒を連想する人が多いようだが、ホウ酸は哺乳動物には安全で、逆に哺乳動物以外には厳しく作用するからホウ酸団子が使われている。
ホウ酸は古来より木工製品の防虫剤として使われてきた。ワインやキャビアなどの防腐剤やそのほか目薬・温泉・洗剤、果てはおもちゃのスライムにも使われている。
誤って微量を体内に摂取した場合でも、健康被害なく体外に排出されることが統計により明らかにされている。
日本ホウ酸処理協会
ホウ酸処理施工に関する技術開発や施工指導などを行い、ホウ酸処理のプロフェッショナルである「ホウ酸施工士」「ホウ酸処理アドバイザー」などを育成する団体である。
ホウ酸は、温泉・植物・目薬・玩具などにも含まれる身近な自然素材で、空気を汚さないため安全性が高く、分解されないため効果が長時間持続する。そんなホウ酸を利用した防腐防蟻処理工法・木材劣化対策として、2018年度にグッドデザイン賞とウッドデザイン賞を受賞した「ボロンdeガード」がある。これは同協会認定の施工士による責任施工が行われる。
