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8月10日 スモアの日

 8月10日はスモアの日。マシュマロを中心とした菓子類の製造販売を手がける株式会社エイワが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、アメリカで定着している記念日"National S'mores Day"が8月10日であることから、8月10日とした。

スモアとは

スモアの日

 アメリカなどでよく食べられているデザート。焼いたマシュマロをチョコレートをグラハムクラッカーなどで挟んで食べる。語源は、「もう少し欲しい」という意味の英語"some more"の縮約形であるとされ、英語では"s'more"と書く。

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 スモア(s'more)は、トーストしたマシュマロとチョコレートをグラハムクラッカーで挟んだアメリカ合衆国とカナダで人気のあるお菓子です。このお菓子は特にキャンプファイヤーを囲んで楽しむ伝統的なキャンプのお楽しみとされています。

 「スモア」という名前は「some more」(もっと欲しい)というフレーズが短縮されたもので、1920年代初頭には「Graham Cracker Sandwich」としてキャンプファイヤーマシュマロのレシピ集に登場しています。このお菓子は、ボーイスカウトやガールスカウトを通じてすでに人気がありました。1927年にはガールスカウトの公式ガイドブックに「Some More」という名前でレシピが掲載され、その後も新聞でレシピが紹介されるなど、広く知られるようになりました。

 スモアは、トーストしたマシュマロが溶けることでチョコレートもやわらかくなり、2枚のグラハムクラッカーで挟むことで絶妙な味わいが楽しめます。このお菓子はキャンプファイヤーのほか、家庭用の暖炉、オーブン、ストーブの火、マイクロウェーブ、スモア専用のキット、エアフライヤー、パニーニプレスなど、さまざまな方法で調理することができます。

 スモアはそのシンプルながら絶妙な組み合わせから、様々な派生商品が生み出されています。例えば、ハーシーズのスモアバーやケロッグのポップタルトのスモアフレーバーがあります。イギリスではグラハムクラッカーの代わりにダイジェスティブビスケットを使用し、キャドバリーチョコレートを挟むことで同様の味わいを楽しむことができます。また、ポテトチップスやヌテラ、ピープスを使用した現代的なレシピも登場しています。

 このように多様な調理方法やアレンジが可能なスモアは、アメリカのカルチャーにおいて特別な位置を占めており、家族や友人とのアウトドア活動を彩る代表的なスイーツとして、今なお多くの人々に愛され続けています。

記念日とかいろいろ

お菓子の記念日