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8月29日 ターミネーター〈審判の日〉

 8月29日はターミネーター〈審判の日〉。映画「ターミネーター2」の作品の中で、1997年8月29日にAIコンピューターである「スカイネット」が自我に目覚め、人類と機械の間で核戦争が起きた日のことを「審判の日(Judgement Day)」と呼んでいる。ターミネーターシリーズにおいて重要なこの日付を通して、多くの人にターミネーターシリーズの魅力を知ってもらおうと、20世紀フォックス映画が制定し、日本記念日協会が認定した。

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 『ターミネーター2』(原題: Terminator 2: Judgment Day)は、1991年に公開されたアメリカのSFアクション映画で、ジェームズ・キャメロンが監督および共同脚本を務めました。この映画は、1984年に公開された『ターミネーター』の続編であり、ターミネーターシリーズの中でも特に高い評価を受けている作品です。

 物語の中心は、未来から送り込まれた2体のターミネーター、防御的な役割を果たすT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー演)と攻撃的な役割を果たすT-1000(ロバート・パトリック演)です。T-800は前作での悪役から一転して、この作品では若きジョン・コナー(エドワード・ファーロング演)の保護者として再プログラムされ、未来の人類のリーダーである彼を守る使命を帯びています。

 映画の視覚効果は、当時としては革新的なものであり、特に液体金属でできたT-1000の表現は、CGI技術の進化を象徴するシーンとして広く認識されています。この技術的進歩は、映画製作における新たな可能性を示しただけでなく、後の映画製作における標準を大きく引き上げました。

 『ターミネーター2』は、批評家からの評価も高く、アクション、ストーリーテリング、キャラクターの深さにおいて高い評価を受けています。また、映画は数多くの賞を受賞し、その中にはアカデミー賞の視覚効果賞や音響編集賞も含まれています。興行収入も非常に成功を収め、全世界で5億2,000万ドルを超える収益を上げ、1991年の映画としては最高の成績を記録しました。

 さらに、映画はその文化的影響も大きく、多くの映画やテレビシリーズに影響を与えたほか、2024年にはその文化的、歴史的、美学的価値を認められ、アメリカ国立フィルム登録簿に加えられました。『ターミネーター2』は、その斬新な技術と深い人間ドラマが融合した傑作として、今もなお多くのファンに愛され続けています。

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