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8月14日 裸石の日

裸石の日
引用元:東洋ルース

 8月14日は裸石の日。宝飾業界の活性化と、業界外への人たちに「ルース」や「裸石」という言葉や個人でもジュエリー製品になる前の宝石を購入できるということ知ってもらうために、宝石ルース販売の東洋ルースなどの運営を手がける株式会社東洋が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、はだかいし(8  14)」の語呂合わせから、8月14日とした。

 ルースとは、ジュエリーに加工されていない状態の宝石のこと。裸石とも呼ばれる。

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 裸石(らせき)とは、宝石が加工や研磨を施されている状態ではなく、セッティングや枠にはめられていない状態の宝石のことを指します。つまり、宝石がそのままの「裸」の形で存在している状態を言います。これに対して、ジュエリーとして加工された宝石は、枠や金属にセットされているため「裸石」とは呼ばれません。

 裸石は主に宝石の取引において重要で、宝石の質や価値を判断する際には、裸の状態で観察されます。これは、宝石がセッティングされていると、その輝きや色、透明度などが枠によって影響を受ける可能性があるためです。裸石の状態であれば、その宝石の内部構造や包含物、色の均一性などを正確に評価することが可能です。

 裸石の取り扱いには、専門の知識が必要とされます。宝石の種類によっては非常に高価であるため、取扱いや保存には慎重を期す必要があります。裸石は通常、宝石販売店、宝石取引市場、オークションなどで取引され、購入者は自分の好みに合わせてジュエリーとして加工を行います。

 また、裸石を購入する利点としては、自由にカスタムメイドのジュエリーを製作できることが挙げられます。特定のデザインや特別な意味を込めたカスタマイズが可能であるため、個人の趣味や大切な人への贈り物として、裸石から作成されるジュエリーは非常に価値が高いとされています。

 このように、裸石は宝石の本質的な美しさを評価し、個性的なジュエリーを創造するための基礎となる素材です。そのため、宝石愛好家やジュエリーデザイナーにとっては、無限の可能性を秘めた貴重な存在となっています。