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8月18日 カーセキュリティVIPERの日

 8月18日はカーセキュリティVIPERの日。自動車の盗難認知件数は減少しているものの、部品ねらいなどの車両犯罪が増加していることもあり、記念日を通してカーセキュリティの重要性をあらためて意識してもらおうと、1993年に米国のD.E.I.社と契約し、自動車盗難防止装置「VIPER」(バイパー)を日本で発売している加藤電機株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、バイパー(818)」の語呂合わせから、8月18日とした。

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 カーセキュリティは、自動車盗難や不正な侵入から車両を保護するためのシステムや技術の総称です。現代のカーセキュリティは、多層的な保護機能を備え、高度なテクノロジーによって支えられています。主に以下のような機能や装置が含まれます。

 1. アラームシステム:不正アクセスや衝撃を感知した際に警報を発するシステムです。多くの場合、大音量のサイレンや車のライトの点滅を通じて周囲に警告し、侵入者を威嚇します。

 2. イモビライザー:車のキーに組み込まれたトランスポンダーチップと車両のコンピューターシステムが一致しないとエンジンが起動しないようにする装置です。このシステムは、キーがないとエンジンを起動できないため、盗難のリスクを大幅に低減します。

 3. GPS追跡システム:車両にGPSトラッカーを装備し、盗難車両の位置をリアルタイムで追跡できるシステムです。この技術により、警察は盗まれた車を迅速に発見しやすくなります。

 4. ステアリングロック:ステアリングホイールに取り付ける物理的なロック装置で、ステアリングの動きを完全に固定し、不正運転を防ぎます。

 5. ウィンドウエッチング:車の窓ガラスに永久的なマーキングを施し、盗難車両の識別を容易にします。このマーキングには通常、車両識別番号(VIN)が使用されます。

 6. 車両隔離システム:車内で異常が感知された場合に、外部との全ての電子的な接続を遮断するシステムです。これにより、盗難に利用される可能性のある無線信号の妨害や不正操作を防ぐことができます。

 これらのシステムは、単独で使用されることもあれば、複数を組み合わせてより堅牢なセキュリティを構築することもあります。カーセキュリティの進化により、自動車盗難のリスクは低下していますが、常に新しい脅威に対応するために技術の更新が求められます。

 カーセキュリティシステムの選択にあたっては、車両の価値、保管場所の安全性、個々のニーズなどを考慮することが重要です。適切なセキュリティシステムを導入することで、車両を守り、安心して運転を楽しむことができます。

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