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8月1日 エイの日

エイの日

 8月1日はエイの日。記念日を通して海水淡水を問わず、全国の水族館、愛好家とともに、多くの人にエイ類の現状について知ってもらい、海や自然環境への関心を持ってもらうことが目的。

 東京都板橋区の板橋区立熱帯環境植物館が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、エイ(81)」の語呂合わせから、8月1日とした。

 また、こどもの夏休み中なのでエイをテーマの自由研究をしてくれたらとの願いも込められている。

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 エイは板鰓亜綱に属する軟骨魚類で、世界中の海洋に広く分布し、一部の種類は淡水にも生息しています。エイの最も顕著な特徴は、その扁平な体型と体の下面に開く鰓裂です。これにより、同じ軟骨魚類であるサメとは明確に区別されます。エイの種類は約530種が知られており、その形状や生態は多様です。

 エイの体は一般的に上下に平たく、広がった胸びれが体の大部分を占めています。これを波打たせることで水中を優雅に滑るように泳ぎます。多くのエイは背びれが退化しており、一部には尾に毒を持つ種類も存在します。この毒は捕食者から身を守るため、または獲物を捕らえるために使用されます。

 食性については、エイは底生の生活を送る種が多く、その食事は主に底生の無脊椎動物(貝類、エビ、カニなど)です。エイの歯は、これらの硬い甲羅や殻を砕くのに適した臼型となっており、効率的に食物を処理できます。また、エイの中には砂に潜って身を隠すことができる種も多いです。

 エイの繁殖方法は卵胎生が主で、卵を体内で孵化させてから幼魚を産む種類が多いですが、卵生の種類もいます。雄のエイは、特徴的なクラスパーを持ち、これを用いて雌に体内受精を行います。

 エイの多様性や生態系における役割は非常に大きいですが、漁業による過剰な捕獲や生息地の破壊などにより、一部の種類は絶滅の危機に瀕しています。これらの種を保護するための国際的な努力が求められている状況です。

記念日とかいろいろ