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8月8日 サステナブルファッションの日

 8月8日はサステナブルファッションの日。リユース率の向上を図り、サステナブルファッションの普及を加速させることが目的。

 岡山県岡山市でファッションアパレルリユース事業などを手がける株式会社ベクトルが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、永遠を意味しサステナブルを予感させる∞マークを縦にすると数字の8となり、単体でなく共に取り組もうという思いを込めてから8月8日とした。

 同社は多くの企業とアライアンスを組み、ファッションアパレルを中心としたリユースを普及させることで、2030年のSDGs17の達成目標のうち日本において深刻な課題があるとされた6項目(⑤ジェンダー平等を実現しよう、⑫つくる責任つかう責任、⑬気候変動に具体的な対策を、⑭海の豊かさを守ろう、⑮陸の豊かさも守ろう、⑰パートナーシップで目標を達成しよう)について貢献できると考えている。

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 サステナブルファッションとは、環境保護や社会的公正を考慮して、持続可能な方法で製造される衣服やアクセサリーのことを指します。この運動は、ファッション産業が直面する環境への負荷と社会的問題に対処するために生まれました。具体的には、環境に優しい素材の使用、労働者の権利の尊重、生産過程の透明性の向上、資源の無駄遣いを避けるためのリサイクルやアップサイクルなどが含まれます。

 サステナブルファッションの中核には、環境保護だけでなく、社会的な公正さを促進することも含まれています。このアプローチにより、過酷な労働条件の下で働く労働者に公正な賃金を保証し、適切な労働環境を提供することが目指されます。また、地域社会の持続可能な発展を支援し、地元産業の振興にも寄与することが期待されています。

 サステナブルファッションは、消費者に対しても影響を与えます。製品の背後にある物語や価値を理解することで、消費者はより意識的な購入選択を行うようになります。この流れは「ファストファッション」からの脱却を促し、質の高い製品を長く使用するライフスタイルへとシフトしていることが見られます。

 サステナブルファッションは、ただ環境に優しい素材を選ぶだけでなく、全生産過程の透明性を確保し、全ての関係者が公正に扱われることを保証するものです。それにより、ファッション業界の持続可能な未来を築くための一歩となります。

記念日とかいろいろ

8月8日の記念日