8月9日 箔装飾の日
8月9日は箔装飾の日。記念日を通して伝統工芸の材料である箔と、それを作る職人に注目してもらい、伝統産業を守り、発展させていくのが目的。
京都府京都市に本社を置き、各種金属箔紛の製造・販売、金箔を使用したオリジナル商品などを手がける
日付は、「
箔装飾とは
箔装飾とは金属箔押しされた芸術作品、建築物における内外装、印刷物など、箔を使ってさまざまな用途で美しく装飾したもの。
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箔装飾は、金属箔を素材に用いて様々なものに美しい装飾を施す技術です。この技術は、美術品、建築、印刷物など幅広い分野で用いられています。箔とは、金、銀、銅などの金属を極めて薄く伸ばしたもので、これを素材の表面に貼り付けることによって、豪華かつ繊細な表現が可能になります。
箔装飾の歴史は古く、古代エジプトや中国、日本でも重要な文化技術として発展してきました。特に日本では、平安時代から仏教美術や建築において重要な装飾技術とされ、金箔は寺院の壁画や仏像、屏風絵などに使用されてきました。また、能面や日本刀の装飾にも金箔が使われており、繊細な美しさを引き出すための技術として磨かれてきました。
現代では、箔装飾は伝統芸術だけでなく、ファッションやインテリアデザイン、さらにはグラフィックデザインなど、新しい領域にも応用されています。特に印刷技術においては、特定の部分を際立たせるために箔押しを利用することが一般的です。この技術を使えば、招待状や名刺、パッケージデザインに高級感をもたらすことができます。