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8月9日 沖縄長生薬草の「薬草の日」

 8月9日は沖縄長生薬草の「薬草の日」。薬草の魅力と効能をより多くの人に知ってもらい、健康増進の一助としてもらうことが目的。

 沖縄県南城市の有限会社沖縄長生薬草本社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、8月は薬草畑やハーブ畑が青々と元気に育っていることと、「(89)」の語呂合わせから、8月9日とした。

 同社の創業者・下地清吉氏は幼少期に骨折をした際、住んでいた島には病院が無かったが、祖母がコリアンダー、ヨモギなど、薬草で治してくれたことをきっかけに薬草の研究を行い、その栽培と普及に努めてきた。

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 沖縄の自然は、独特の気候と肥沃な土壌のおかげで、様々な薬草が自生しています。これらの薬草は、古くから地元の住民によって健康維持や病気の治療に利用されてきました。代表的な薬草には「ゲットウ(月桃)」、「ウコン(ターメリック)」、「ニガナ(苦菜)」などがあります。

 ゲットウはショウガ科に属する植物で、その香り高い葉は抗菌作用や消炎作用があり、乾燥させてお茶として飲むことや、入浴剤として利用されることが多いです。また、化粧品やスキンケア製品にもゲットウのエキスが使われています。

 ウコンはカレーのスパイスとしても知られる薬草ですが、沖縄では特に健康食品としての価値が高く評価されています。肝機能のサポートや抗酸化作用があるとされ、様々な形で摂取されています。ウコンを使ったお茶やサプリメントは、地元だけでなく多くの観光客にも人気です。

 ニガナはその名の通り、苦味が特徴的な薬草で、解毒作用や食欲を促進する効果があります。伝統的な沖縄料理には欠かせない素材であり、サラダや和え物などに加えて楽しむことができます。

 その他にもゴーヤやシークヮーサーなど、多くの薬用植物が沖縄にはあります。ゴーヤはビタミンCを豊富に含み、夏バテ防止に効果的です。一方、シークヮーサーはビタミンCが豊富で、風邪の予防や疲労回復に役立つとされています。

 これらの薬草は、沖縄の人々の生活に深く根ざしており、伝統的な知恵として受け継がれ、現代でもその価値が再認識されています。地元の文化と健康を支える貴重な自然の恵みとして、これからも大切にされるでしょう。